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"吸うエナジードリンク"体験してみた 外観は加熱式タバコ、超絶エナドリ臭で煙も出る

2019年02月28日 07:20  キャリコネニュース

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飲むのではなく"吸うエナジードリンク"というコンセプトで話題の「EAGLE ENERGY」が日本でも販売スタートした。

同商品はカナダ企業が開発し、これまでの全世界での売上総数は1億本以上。加熱式タバコのような外観をしている。先端を吸うと、カートリッジに含まれた成分が気化して水蒸気となる。ガラナエキス(カフェイン)をはじめとした天然成分のみが使われており、ニコチン、タール、有害物質は含まれていない。

実際、どういうものだろうか。今年の目標が禁煙のキャリコネニュース編集部員も吸ってみた。

1本1580円 甘いのに糖質・カロリーゼロでカフェインをキメられる

同商品は「カフェインミストサプリ」というカテゴリになり、10~20回の吸引で「コーヒーまたはエナジードリンク1本と同等の効果」と説明されている。1本あたり400回の吸引が可能だ。たばこ1本分が10~20吸引だとすると、1~2箱分といったところだろうか。

価格は1本1580円で、エナジードリンク・ライチ・スーパーミントの3フレーバーがある。筆者はエナドリ味を購入。顔を近づけるだけでエナドリの甘い匂いがしてくる。しかし、糖質とカロリーはゼロだといい、万年ダイエット中の筆者(26歳女)からすればありがたい。

色はネイビー、白抜きで商品名とワシのアイコンが描かれている。電源などはなく、吸うだけでカフェインを摂取できるというが、あまりにもシンプルすぎて心配になる。

しかしここで「どこで吸うか」問題が発生する。社内に喫煙所がないのでたばこを吸うには駅前か喫茶店に行くしかないのだが、EAGLE ENERGYはたばこではない。筆者は以前、ニコチン・タールを含まない電子たばこベイプを吸っていたのだが、その時も同じ悩みを持っていた。とりあえずベランダで吸うことにした。

煙の臭いが衣服につかないのが最高 禁煙ツールとしては物足りなさも?

穴が空いている方から吸うと、ほんのりエナドリの味はするものの、煙から匂いはしなかった。普通に置いていた方が匂うのではないだろうか。

当然のことだがタールを含まないので紙たばこのような重さはなく、かといってアイコスやベイプのように温かい蒸気も感じない。ふわっとしたエナドリ味が口に広がる感覚は、しいて言えば禁煙パイポに近い気がする。そして吸うと先端が青く光る。すごい。

息を吐くと水蒸気が結構出る。普通のたばこと同じくらい、もしくはそれより多いほどの煙量だ。また衣服に臭いがつくこともなかった。多分仕事中に抜けて吸って戻っても気づかれないと思う。

肝心の効果だが、エナドリは強炭酸とガツンとした甘みで感覚に刺激を与えて脳を覚醒させている気がするので、それに比べると即座に効く感はない。じわじわ「そういえば頭スッキリしたような気がするかも……?」という感じだ。

でも0カロリーでサクッと手軽に吸えるのは便利だ。筆者は加熱式のたばこやベイプを吸うとすぐ喉が痛くなるのだが、EAGLE ENERGYは少し違和感はあるもののイガイガはしなかったのもいい。

喫煙者が禁煙をするためのツールとしては、煙を吸っている感が少ないのであまり向いていなさそうだ。ベイプの方が煙(水蒸気)に重さを感じるし、禁煙パイポの方が味は濃い。しかし気分転換という面ではこの選択肢もありだと思う。カフェインも摂取できるし。