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"コーヒーのワンダーランド"スタバ新コンセプトストアは限定メニュー多数展開、ウイスキーで熟成させた1200円のビバレッジも

2019年02月27日 22:42  Fashionsnap.com

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「スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京」店内 Image by: FASHIONSNAP.COM
世界5番目となるロースタリー併設型の新コンセプトストア「スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京」が2月28日、目黒川沿いに誕生する。メディア向け発表会に登壇したスターバックス コーヒー ジャパンの代表取締役最高経営責任者 水口貴文氏が「"コーヒーのワンダーランド"のような場所にしたいという思いを込めた」と話す同店では、コーヒー豆が焙煎される様子を間近で見ることができるほか、ドリンクからフード、グッズまで限定商品を豊富に取り揃えるなどより質の高いコーヒー体験を追求している。
【いよいよ日本上陸】・初上陸の「スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京」公開、隈研吾が外観デザインを担当

 同店は「ドン・キホーテ」中目黒本店に隣接し、店舗面積は2,966平方メートル。1階から4階までの4フロアで構成され、従業員数は約250人にのぼる。1階と3階にロースタリーを設置し、それぞれ店内用と全国の店舗への出荷用のコーヒー豆を焙煎。日本市場向けには年間68万kg、1日あたり1,800kgの焙煎を予定しており、オープン同日に全国の店舗で日本限定のコーヒー「TOKYO ロースト」や「TOKYO ロースト ムー ス フォーム ラテ」を発売する。
 1階のメインバーをはじめ、2階の「ティバーナ™️ バー」や3階の日本初上陸となるカクテルバー「アリビアーモ™️ バー」では、バーボンウイスキーの樽の中で熟成させたコーヒー豆をコールドブリューで抽出した「バレルエイジド コールド ブリュー」(1,200円)や喫茶店のクリームソーダからインスピレーションを得た「ティバーナ™️ クリームソーダ抹茶」(900円)、ロイヤルミルクティーに窒素ガスを加えた「ナイトロ ミルクティー」(900円)、「中目黒 エスプレッソ マティーニ」(2,000円/いずれも税別)などのドリンクを提供。1階フロアで日本初上陸となるイタリアンベーカリー「プリンチ®(Princi®)」のフードが購入できるほか、各フロアではプリンチのメニューの中からドリンクとの相性に合わせてサンドイッチ、フォカッチャ、スイーツなどが並んでいる。
 グッズでは、目黒川の桜をイメージしたマグカップやタンブラーなどを展開する「SAKURA Collection」をはじめ、スペシャルパッケージの「とらや」の羊羹や「福砂屋」のカステラ、同店の外観や周辺マップなどがデザインされた「ROASTERY ORIGINAL Collection」など限定商品を多数展開。このほか、「iittala x Issey Miyake」や「バルミューダ(BULMUDA)」といった様々なブランドとのコラボレーションアイテムを販売している。
 外観デザインは建築家の隈研吾氏が手掛け、ロースタリーにおいてローカルの建築家が起用されるのは今回が初となる。外壁部分には全て杉の木を使用し、周囲の風景に溶け込むよう明るい色合いの外観に仕上げた。店内デザインはスターバックス コーヒー カンパニーのチーフデザイン オフィサー リズ・ ミュラー(Liz Muller)氏が担当。4階までそびえ立つキャスクは槌目仕上げの121枚の銅板で仕上げられており、空を舞う桜をイメージしたモチーフが装飾されている。また、縁側のようにくつろぐことができる場として、各階にはテラスを設置。隈氏は今回のデザインについて「街とコーヒーを繋ぐための場として、新しい日本らしさを追求した。新しいコーヒー文化の金字塔になるようなものができたと思う」とコメントした。
 来日したスターバックス コーヒー カンパニーの社長兼最高経営責任者のケビン・ジョンソン(Kevin Johnson)氏は、日本への出店理由について「日本でスターバックスは全国の多くのお客様に歓迎して頂いており、特に東京は活力に溢れた世界において非常にアイコニックな場所。1,400店舗から今後3年間で1,700店舗まで出店数を増やす計画を進めている日本での、新たな幕開けの第1章として打ち出していきたい」と説明。また、同社では5年前から「スターバックス リザーブ® ロースタリー」を世界に計6店舗出店する計画を掲げており、東京に続き2019年内にシカゴでのオープンを予定している。
■スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京オープン日:2019年2月28日(木)住所:東京都目黒区青葉台2丁目19番23号営業時間:7:00~23:00店舗ページ