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アシックスが新コンセプトのランニングシューズ「メタライド」発表、少ないエネルギーでより長距離を走れる新構造を採用

2019年02月27日 20:21  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

メタライド Image by: FASHIONSNAP.COM
アシックスが、新コンセプトのランニングシューズ「メタライド(METARIDE)」を発表した。男性用と女性用ともにカラー展開はブラック×クラシックレッドの1色で、価格は税別2万7,000円。2月28日からアシックス直営店と公式オンラインストアのほか、東京マラソンEXPO会場で販売する。

 メタライドは「より少ないエネルギーでより長く走り続ける」をコンセプトに約2年をかけて研究開発が行われた。走行時のエネルギー消費を少なくするために足首の動きに着目し、足首部の過度な屈曲を抑える設計技術によって走行時の足にかかるエネルギー消費を約5分の1削減することに成功した。
 最大の特徴は、ミッドソールと靴底に独自開発の素材を用いた新構造の「ガイドソール(GIDESOLE)」。軽量性と耐久性に優れたスポンジ材「フライトフォーム(FLYTEFOAM)」のほか、かかと部分には衝撃緩急性を高めるクッション材「ゲル(GEL)」を取り入れることでクッション性を高めた。また前部には高い反発性を有するソフトなミッドソール素材「フライトフォームプロペル(FLYTEFOARMPROPEL)」を使用。ソールの形をカーブ状にすることで、走行中の足首の動き方のコントロールと重心移動をサポートし、軽やかな足運びを実現する。
 このほか、かかとの接地から蹴り出しまでの自然な足の動きに沿って横ブレを抑えるとともに、かかと部分の空洞により安定した足運びを可能にした「3Dガイダンスライン(3D GUIDANCE LINE)」や、かかとのフィット感とサポート感を高める「メタクラッチ(METACLUTCH)」、部位によって編み方を変えることでサポート性と通気性を備えた「ニットアッパー(KNIT UPPER)」、基布ベースに柔らかな樹脂製の突起を入れて軽量化した新しいアウターソール「アシックスグリップソール(ASICS grip sole)」などの技術を実装。今後は年間を通して様々なカラー展開を予定しているという。
 2月27日に開かれた製品発表会に登壇した代表取締役COOの廣田康人氏は、「アシックスはこれまでも70年間、人間の運動動作に着目、分析し、製品開発を進めてきました。その中でもメタライドは革新的なシューズです。しかしあくまでマイルストーンの1つであり、これからも最先端かつ最高の製品やサービスの提供に挑戦していきます」と製品開発への意欲を示した。発表会には2004年アテネ五輪銅メダリストのディーナ・カスターや、1968年メキシコシティ五輪銀メダリストの君原健二らも出席した。
■アシックス:公式サイト