ハースのケビン・マグヌッセンは、バルセロナテストでの走行中に前を走るマシンから発生した気流を受けたが、2018年よりも感触は良くなっていたという。
オーバーテイクと接近戦を促進するため、そして最終的にはファンに向けてレースの見応えを向上させるために、F1では多数の空力レギュレーションの変更が行われた。この変更は、マシン後方に発生し、後続車のダウンフォースを乱す乱気流の影響を減少させることを目標としている。
コース上でライバルのマシンに間近まで近づいたマグヌッセンは、先行するドライバーをより簡単に追いかけることができたため、空力ルール変更には意図された効果があると考えている。
「今日は他のマシンを追いかけたけど、2018年よりもずっと良い感触だった」とマグヌッセンは語った。
「マシンがまだ風洞にあった時は、チームの人たちでさえ、レギュレーション変更によって違いは生まれないと言っているのを耳にした」
「今日は他のマシンを追いかけて、大きな違いを感じた。実際に僕は追いかけることができたんだ。だから様子を見ていけば面白いことになるだろう」
「僕は追いかけているドライバーよりもずっと速く走っていたから、追いついた周回で彼を抜いたんだ。約2秒は速かったはずだよ」
「昨年も前を走るドライバーを追い抜くことはできていただろう。だけど今年は大きく違っていた、はるかに良い感触だ」
しかしながらマグヌッセンは、この新しいレギュレーションについて、様々なコースやレースコンディションにおいてさらなる検証が必要だと主張した。
「他のマシンの後ろについている時、マシン全体がよりしっかりしていて安定していると感じた」
「別のコースでも同じかどうか見るのを楽しみにしている。見落としているかもしれない様々な要因は常にあるものだから、他のコースへ行ったら状況は違ってくるかもしれない」
「でも追いかけるという点においては、最初の兆候としては良いと思う」