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マクラーレン、赤旗2回も最速。大型アップデート導入のメルセデス、トラブル発生でつまずく/F1テスト2回目デイ1

2019年02月27日 12:51  AUTOSPORT web

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2019年第2回F1テスト1日目 ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2019年第2回F1テストが26日にスタート、ドライコンディションのスペイン・バルセロナで、全10チーム13人のドライバーたちが走行を行った。マクラーレンのルーキー、ランド・ノリスがトラブルに見舞われながらもこの日のトップタイムをマークした。

 ノリスは午前セッション半ばにハイドロ系のトラブルでコース上でストップ、赤旗の原因となった。午後のセッションで復帰したノリスは、終盤にこの日のトップタイムとなる1分17秒709をC4タイヤで出したが、その後、再びコース上でマシンをとめた。走行時間をロスしたノリスは、周回数は80周にとどまっている。


 2番手に続いたのはレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーだった。ガスリーは全ドライバーのなかで最多の136周を走行。長時間にわたりトップに位置していたものの、終盤にノリスに抜かれ2番手に落ちた。しかしトップタイムとの差はわずか0.006秒差、しかも自己ベスト1分17秒715を記録した際に使用していたのは、ノリスよりハード寄りのC3タイヤだった。このタイムは、テスト1でのレッドブルのベストタイムより約1秒速いものだった。

 レーシングポイントのランス・ストロールが3番手。ストロールは82周を走行、午後にC5タイヤで1分17秒824をマークした。レーシングポイントは開幕戦で大規模なアップグレードを投入する予定だといわれている。


 フェラーリは午前にシャルル・ルクレール、午後にセバスチャン・ベッテルを走らせた。ルクレールは、冷却システムの問題のチェックが必要となり、長時間ガレージで待機することになった。そのため合計周回数は29周、1分18秒651(C3タイヤ)で7番手だった。一方、午後のベッテルは順調に81周を走行。ロングランを集中的に行ったベッテルは1分17秒925(C3タイヤ)でこの日の4番手となった。

 5番手はアルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィ。午前セッション終盤にガスリーのタイムを破ってトップに立ったジョビナッツィは、そのタイム1分18秒589(C4タイヤ)を午後に更新することはなかったが、合計99周を走りこんでいる。

 トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、午後にマークした1分18秒649(C4タイヤ)で6番手となった。アルボンは午前中に小さなトラブルが発生したとして走行時間を失ったものの、その後、順調に走りこみ、合計103周を走行した。

 8番手はハースのケビン・マグヌッセン。ハースはテスト1ではトラブルが多発したが、この日、マグヌッセンはロングランに取り組みながら、131周を走りきった。午後に自己ベストとなる1分18秒769(C4タイヤ)を記録している。


 ウイリアムズのジョージ・ラッセルが9番手に続いた。テスト1の3日目から走り出したウイリアムズだが、この日は119周を周回し、本格的なテスト作業に取り組むことができた。ラッセルの自己ベストタイムは1分19秒662(C5タイヤ)だった。

 ルノーは午前にニコ・ヒュルケンベルグ、午後にダニエル・リカルドを起用。リカルドは77周のなかで主にロングランと空力テストに取り組み、1分20秒107(C3タイヤ)で10番手だった。ヒュルケンベルグは80周を走り、1分20秒348(C3タイヤ)で13番手。ヒュルケンベルグは主にロングランでセットアップ作業に取り組み、満足いくテストができたということで、エンジンに大きな進歩を感じるとも述べている。

 メルセデスのルイス・ハミルトンは1分20秒332(C2タイヤ)で12番手、バルテリ・ボッタスは1分20秒167(C2タイヤ)で11番手だった。テスト1でフェラーリに後れをとっているように思われたメルセデスは新しいノーズ、フロントウイング、フロアといった大規模な空力アップグレードを導入。このパーツは開幕戦で使用する予定だという。

 午前に走ったハミルトンは83周を順調に走行したが、午後にマシンを引き継いだボッタスは、アウトラップで油圧系のトラブルが発生し、コース上でストップ。メルセデスはパワーユニット交換を行ったため、ボッタスは長時間待機しなければならず、セッション終盤にコースに復帰したものの、周回数は7周にとどまった。