2019年F1シーズン開幕を前に、バルセロナのカタルニア・サーキットでは4日間にわたる最後のプレシーズンテストが行なわれている。初日はシャルル・ルクレールが『SF90』で午前中の走行を担当。午後にはセバスチャン・ベッテルが引き継ぎ、ふたりで110周を走っている。
『SF90』の冷却システムにチェックが必要となったため、ルクレールの走行時間は予定よりも短くなった。ルクレールは29周を走行し、ベッテルにテストを引き継ぐまでの間はセットアップとタイヤ評価に取り組んだ。
担当走行時間の終わりにベストタイムの1分18秒651を記録したルクレールは、以下のように語っている。
「午前中の周回数は予定よりも少なくなったが、これからの数日で失った作業時間を補うことができるだろう。第1回のテストと比べると、今日のコースのコンディションは少し異なっていた。だから適応するのに少し時間がかかったんだ」
セバスチャン・ベッテルは午後2時すぎにマシンに乗り込み、マシンの異なる構成や、ロングランを含む様々なレースシナリオのシミュレーション作業を続けた。ベッテルは合計81周を走り込み、ベストタイムは1分17秒925を記録している。
「午後は忙しかったが、午前中の走行の少なさを補えてよかった」とベッテルは1日の終わりに語った。
「今も僕たちはマシンを理解し、様々なセットアップを試そうとしているところだ。また、午後には初めてスーパーソフトタイヤで走行し、さらに情報を集めた。これからの数日間が僕たちにとって重要になるだろう」
バルセロナ-カタルニア・サーキットでのテストは3月1日まで続く。2日目はベッテルが午前中に『SF90』の走行を担当し、午後にはルクレールがテストを引き継ぐ予定となっている。