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スーパーGT:立川祐路がチーム総監督に就任。セルモが2019年体制と新カラーリング発表

2019年02月27日 09:11  AUTOSPORT web

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2019年はドライバーとして戦いながらチーム総監督も務める立川祐路
2019年のスーパーGT GT500クラスに参戦するLEXUS TEAM ZENT CERUMOが2019年の参戦体制を発表し、チームのドライバーでもある立川祐路が総監督に就任することが明らかとなった。あわせてマシンのカラーリングも発表されている。

 レクサス陣営の一角をなすセルモは2018年シーズン、コンビ結成4年目の立川と石浦宏明でシリーズに挑むと、得意の第2戦富士でポールポジションを獲得したほか、第2戦、第8戦で3位、2位に入る活躍をみせた。

 しかし、優勝には手が届かなったほか、第5戦富士では公式練習中に1コーナーで大クラッシュ。ドライブしていた立川に大事はなかったものの、マシンは大破してしまった。翌日の決勝には出走し、8位入賞を果たしており、大破したマシンの姿も含め、この復活劇を記憶している方も多いだろう。

 ホンダ陣営からの王座奪還を誓う2019年に向けては、立川と石浦のコンビを継続することはアナウンスされていたが、今回の発表で立川がドライバーに加え、チームの柱となる総監督を務めることが明らかとなった。

 立川自身はセルモ・インギングとして参戦しているスーパーフォーミュラで2010年から監督を務めており、2015~17年に3年連続シリーズチャンピオンを獲得するなど、その手腕は折り紙付きだ。

 スーパーGTではドライバーとしても戦うため、総監督としてプレイングマネージャーのような役割を担うことになり、チームは「トップドライバー目線でのチーム強化」を図るとしている。

 ちなみにパートナーの石浦も、2月1日付けで株式会社セルモの取締役に就任しており、ふたりのドライバーが積極的にチーム運営に参加していくことになる。

 石浦の取締役就任、立川の総監督就任でさらにチームとしての結束力が高めるLEXUS TEAM ZENT CERUMO。レースでの速さ、強さには定評のあるコンビ、チームだけに、ライバルにとってはさらに厄介な存在となりそうだ。

 あわせて発表されたマシンカラーリングは『『カラーリングが魅せる速さ!』をテーマにしたデザインで、グラデーションのかかったレッドを基調にゴールドのラインが疾走感を感じさせる仕上がりとなった。

【参戦概要】
チーム名:LEXUS TEAM ZENT CERUMO
ドライバー:立川 祐路 、石浦 宏明
チーム総代表:卜部 治久
チーム総監督:立川 祐路
チーム監督:村田 淳一
チーフエンジニア:村田 卓児
エントリー車両名称:ZENT CERUMO LC500(#38)