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IMSA:WEC復帰のハートレーもダブルヘッダー。キャデラックDPiでセブリング12時間参戦決定

2019年02月26日 13:41  AUTOSPORT web

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WEC第6戦セブリング1000マイルとIMSA第2戦セブリング12時間の両レースに参戦する予定のブレンドン・ハートレー
元トロロッソ・ホンダF1のレギュラードライバーであるブレンドン・ハートレーは、3月14~16日に行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ第2戦セブリング12時間でマスタング・サンプリング・レーシングの5号車キャデラックDPi-V.Rをドライブする。

 マスタング・サンプリング・レーシングの名でIMSAに参戦するアクション・エクスプレス・レーシングは前戦デイトナ24時間をジョアオ・バルボサ、フィリペ・アルバカーキ、クリスチャン・フィッティパルディの3名で戦い総合9位でフィニッシュしている。

 チームは当初、TOYOGA GAZOO RacingからWEC世界耐久選手権に参戦中のマイク・コンウェイを第4ドライバーに起用していたが、コンウェイは渡航に関するトラブルのためデイトナにたどり着けず。デイトナの欠場を余儀なくされていた。

 そのコンウェイは、第2戦セブリング12時間ではWECのセブリング戦を優先するため再び欠場することが濃厚に。さらに、2019年のデイトナ24時間で大会2連覇を狙った元F1ドライバーのフィッティパルディが、同ラウンドを最後に現役生活にピリオドを打ったことでチームは新たなドライバーの起用に迫られていた。

 そんななかアクション・エクスプレス・レーシングは2月25日、元F1ドライバーのハートレーをバルボサ、アルバカーキ組5号車キャデラックDPiの第3ドライバーとして起用すると発表。これによりハートレーは同週末に行われるWEC復帰戦とあわせてダブルヘッダーを戦うこととなった。

 ニュージランド生まれのニューヒーローは、WECでは第6戦と第7戦スパを欠場するジェンソン・バトンの代役としてSMPレーシングのLMP1カー、11号車BRエンジニアリングBR1・AERをドライブする予定だ。

「クリスチャン(・フィッティパルディ)が引退を決意したため、我々はは速くて優秀なチームプレーヤーである別のドライバーを見つけてくる必要があった」と語るのはチームマネージャーのゲイリー・ネルソン。

「ブレンドン(・ハートレー)は素晴らしい経歴と持っているだけでなく、レースに対する態度も素晴らしい。ジョアオ(・バルボサ)とフィリペ(・アルバカーキ)と相性が良いと考えている」

「私たちは(現IMSAシリーズの前進のひとつである)グランダムで彼のレースを見て以来、何年にもわたってブレンドンをフォローしてきた。そのため、彼がセブリングで我々のチームに加わることをうれしく思っているんだ」

 WECとIMSAの両セブリング戦に出場するドライバーは現在までに複数名が確認されている。今回、ハートレーがそのなかに加わったことで延べ人数は4名となった。2月26日時点で判明しているダブルヘッダー参戦ドライバーは以下のとおりだ。

ブレンドン・ハートレー
WEC:SMPレーシング(11号車BRエンジニアリングBR1・AER)/IMSA:マスタング・サンプリング・レーシング(5号車キャデラックDPi-V.R)

オリビエ・プラ
WEC:フォード・チップ・ガナッシ・チームUK(66号車フォードGT)/IMSA:マツダチーム・ヨースト(55号車マツダRT24-P)

ハリー・ティンクネル
WEC:フォード・チップ・ガナッシ・チームUK(67号車フォードGT)/IMSA:マツダチーム・ヨースト(55号車マツダRT24-P)

ジョナサン・ボマリート
WEC:フォード・チップ・ガナッシ・チームUK(67号車フォードGT)/IMSA:マツダチーム・ヨースト(55号車マツダRT24-P)