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ヘンリー王子&メーガン妃、モロッコ2日目は女子寄宿舎へ 妃はヘナタトゥーも体験<動画あり>

2019年02月26日 11:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

女子寄宿舎を訪れたヘンリー王子&メーガン妃(画像は『Kensington Palace 2019年2月24日付Instagram「After the investiture, The Duke and Duchess of Sussex with girls at the @efa_morocco boarding house.」』のスクリーンショット)
モロッコ王国を訪問した英王室ヘンリー王子とメーガン妃。滞在2日目はアトラス山脈麓の村アスニを訪れ、女子生徒らと交流した。妊婦のための同国伝統のセレモニーではメーガン妃がヘナアートを体験、そばで温かく見守るヘンリー王子の姿も話題を集めている。

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現地時間23日より3日間の予定でモロッコ王国を公式訪問中の英王室ヘンリー王子とメーガン妃、24日には同国中央部の都市マラケシュより50kmほど南に位置する村アスニを訪れた。

今回の同国訪問は、少女の教育促進や若い世代の社会的地位向上にフォーカスしたものになると伝えられており、この日夫妻が視察したのも遠隔地に暮らす女子生徒たちに教育の機会を提供する団体「Education For All(EFA)」が運営する寄宿舎だ。

高等教育を受ける機会が限られていること、また遠隔地から学校へ通うための交通費を捻出できないことなどから、モロッコの女性や少女らの約7割は読み書きができないとされている。「EFA」の寄宿舎はそんな若い女子生徒が、通学手段を心配することなく安心して教育を受けることを可能にし、同国の未来を担う人材を育成することに貢献している。

ヘンリー王子とメーガン妃夫妻は実際に教室を訪れ、その女子生徒らと対面した。2人は彼女達に「自宅は学校からどのくらい離れているのか」「家族と離れて寂しいか」といったことを尋ねていたという。また妃は、同国で広く話されている言語の1つであるフランス語で「大学では何を学びたいか」「将来はどんなキャリアを目指したいか」といった質問を投げかける場面も見られたようだ。

このような寄宿舎は現在国内に5つほどあり、各舎には40人ほどの女子生徒が暮らしている。ヘンリー王子とメーガン妃はこの日、彼女達の面倒を見ている寮母らとも交流する機会を持った。

メーガン妃は、妊婦に幸運をもたらすと伝えられる同国伝統のセレモニーであるヘナアートも体験。隣に座ったヘンリー王子が一部始終を見守るなか、メーガン妃は寄宿舎に暮らす女子生徒の1人から、左人差し指から手首にかけて花の模様のヘナタトゥーを施してもらっていた。のちにこの女子生徒は報道陣に対し、

「メーガン妃にヘナアートをする時は、ものすごいプレッシャーを感じました。私は緊張で震えていましたが、妃が『緊張しなくても大丈夫よ』と安心させてくれたのです。メーガン妃は希望を与えてくださいました」

と話している。

モロッコ王国では10代女子による妊娠率の高さや、農村部の女子の低進学率などが問題になっているが、ヘンリー王子&メーガン妃のこのたびの訪問は、同国に暮らす若い女子達の未来に一筋の明るい光を与えたことだろう。




画像は『Kensington Palace 2019年2月24日付Instagram「After the investiture, The Duke and Duchess of Sussex with girls at the @efa_morocco boarding house.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)