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もてぎでスーパーGTメーカーテストがスタートし10台が走行重ねる。マクラーレンも登場

2019年02月25日 23:01  AUTOSPORT web

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ツインリンクもてぎでのメーカーテストに登場した3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
2月25日から、栃木県のツインリンクもてぎでGT500クラス1台、GT300クラス9台のマシンが参加して、ニッサン/ニスモ主催のスーパーGTのメーカーテストがスタートした。GT500クラスはCRAFTSPORTS MOTUL GT-Rが初走行したほか、GT300クラスでは今季から参戦するX WorksのニッサンGT-RニスモGT3、マクラーレン・カスタマーレーシング・ジャパンのマクラーレン720S GT3も登場した。

 10台が参加してスタートしたもてぎでのスーパーGTテストでは、GT500クラスのCRAFTSPORTS MOTUL GT-Rがテストに初登場した。開発車の230号車やTEAM IMPULの12号車、KONDO RACINGの24号車がセパンで周回を重ねていたが、3号車は初。昨年同様のカラーリングながら、サイドには平手晃平とフレデリック・マコウィッキの名前が入れられた。なお、このテストでは23号車NISMOのロニー・クインタレッリも3号車に乗り込んでいる。

 一方GT300クラスは、すでに体制発表ずみのチームが9台集結した。まずニッサンGT-RニスモGT3勢では、平中克幸/安田裕信組の11号車と星野一樹/石川京侍組の10号車というGAINERの2台、さらに2月22日にカラーリングをお披露目したばかりのKONDO RACINGの56号車が登場。平峰一貴に加え、今季日本を主戦場とするサッシャ・フェネストラズも登場した。

 そして真っ白なカラーリングのGT-Rは、今季香港から参戦することになったX Worksの33号車で、マーチー・リーとショーン・トンがステアリングを握った。また、新チームという意味で注目が集まるのは、マクラーレン720S GT3。日本初見参となるマシンだが、実はこの車両はGT300に登場する個体ではなく、マクラーレンが所有している車両とのこと。本番用のマシンはこれから日本に届くという。こちらは発表どおり、荒聖治とアレックス・パロウがステアリングを握った。

 ディフェンディングチャンピオンの65号車LEON RACINGは黒澤治樹と蒲生尚弥のコンビで、GOODSMILE RACING & Team UKYOの4号車は谷口信輝/片岡龍也のコンビで登場。また、ダンロップを履くR&D SPORTのスバルBRZ GT300は井口卓人/山内英輝、LM corsaの60号車レクサスRC F GT3は吉本大樹と宮田莉朋という顔ぶれだ。

 10時からスタートした午前の走行では、シルバーに彩られた720号車マクラーレンが燃料のカットオフが作動してしまうトラブルで、2コーナーでストップしたため赤旗となってしまう。ただチームはこれを修復し、その後走行を果たした。午前は3号車が1分38秒250を記録し、GT300ではGOODSMILE RACING & Team UKYOの4号車メルセデスが1分47秒223を記録しトップに。KONDO Racingの56号車が1分47秒274で2番手、GAINERの10号車が1分47秒344で続いた。

 14時からスタートした午後は、3号車が1分40秒070を記録。GT300ではR&D SPORTの61号車が1分46秒574というベストで首位となった。2番手はGOODSMILE RACING & Team UKYOの4号車で1分46秒989を記録。3番手はKONDO Racingの56号車となった。

 注目のマクラーレンは、午前はトラブルもあり1分51秒台というベストタイムだったが、午後は荒のドライブにより1分48秒018までタイムを上げている。