2月24日、MotoGP開幕前最後のオフィシャルテストとなるカタールテストは2日目を終え、ホンダ、ヤマハ、スズキ、ドゥカティのファクトリーライダーが走行を振り返った。
■アレックス・リンス/チーム・スズキ・エクスター(2日目トップ:1分54秒593)
「明日がレースでもいい。素晴らしい仕事ができた。セパンでは多くのパーツをテストしたが、カタールではそれらの確認を行った。しかし、重要なのはいいリズムでステップ・バイ・ステップでライディングできていること。そして、ユーズドタイヤでの走り方がうまくいっていることだ」
「目標は開幕戦を100%の状態で迎えることだ。ちょっとした変更で、僕たちのパッケージは昨年よりも優れている。マシンのフィーリングには満足している」
■マーベリック・ビニャーレス/モンスターエナジー・ヤマハMotoGP(2日目2番手:1分54秒650)
「レースペースについて少し取り組んだ。今日はいい改善ができたと思うから、満足している」
「速く走るための新しいセットアップを見つけるため、マシンのフィーリングをもう少し感じることが重要だった。その仕事は完了したと思うし、その点についてはハッピーだ。さらに改善するために明日もやるべきことはまだたくさんある」
「今日のコースの状態はそれほどよくなかったと思うから、明日はもっと速くなりたい。明日はもう少しグリップが向上するだろう。現時点では僕にとってグリップレベルはまだ低いが、リザルトでは上位につけている。それが最も重要だ」
■ダニロ・ペトルッチ/ミッション・ウィノウ・ドゥカティ(2日目4番手:1分54秒953)
「忙しい一日だった。早めの時間帯から走行を始めたが、すぐにフィーリングがいいと感じた。特にユーズドタイヤのミディアムとソフトの両方ともフィーリングがいい」
「僕たちのペースには競争力があるが、ニュータイヤでのスピードに改善の余地がある。ライバルのタイムを詳細に見ていないが、みんな、かなり接近しているようだ。明日もセットアップの作業を続け、レースシミュレーションを行って次のステップに進もう。これは開幕戦で表彰台をねらうためには不可欠のものだ」
■マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム(2日目5番手:1分55秒004)
「初めて普通にテストできたから、とてもうれしい。多くの周回をし、肩にまだ多少の痛みはあるが、それはマネジメントできるレベルだ」
「マシンのセットアップでも大きな一歩を踏み出した。自分自身とマシンの状態に満足している。明日もまだテストが残っているし、ロサイルはホンダのマシンにとってベストとは言えないコースだが、よくなっているよ」
■アンドレア・ドビジオーゾ/ミッション・ウィノウ・ドゥカティ(2日目8番手:1分55秒205)
「ラップタイムだけでは判断できないが、多くのライダーがレースに向けて仕事に取り組んでいる。最も重要なことは、僕のマシンに対するフィーリングがいいことだ。マレーシアと同様にレースシミュレーションを2回に分けて行ったが、条件が異なるとは言え、レースシミュレーションは開幕戦に向けて重要なタスクとなる」
「判断は難しいが、興味深いフィードバックを収集できた。僕たちはうまく、体系的に働けていると思う。明日もさらなる改善のために、仕事に集中したい」
■ジョアン・ミル/チーム・スズキ・エクスター(2日目11番手:1分55秒280)
「いい改善ができたので今日の内容には満足している。特にフロントのフィーリングがよくなり、いいペースで走ることができたから、マシンに力強さを感じる。ニュータイヤを入れなかったので目標のタイムを記録できなかったのは残念だが、明日トライする」
「今日は新しいエキゾーストを試したが、それについては満足している。ポジティブな発見があった。明日はレースシミュレーションに取り組み、さらなる改良に努める」
■ホルヘ・ロレンソ/レプソル・ホンダ・チーム(2日目18番手:1分55秒742)
「今日は昨日よりもよかった。フィーリング改善のためにマシンの修正に取り組み、1秒以上も更新した。順位はあまりよくないが、上位との差は縮まっている。これは重要なことだ」
「明日はまだまだやるべきことがある。特にコーナーへのエントリーでさらに一歩前進することをめざしている」
■バレンティーノ・ロッシ/モンスターエナジー・ヤマハMotoGP(2日目19番手:1分55秒795)
「今日はとても苦戦した。特にリヤのグリップに苦労した。昨日はベースとなるセッティングがあり、それほど悪くなかった」
「今日は改善しようといくつかの異なるセッティングとパーツも試してみたが、残念ながら改善できなかった。明日は競争力を高めるために、他の方向性にもトライしようと思う」