ベントレー・チームMスポーツの新型ベントレー・コンチネンタルGT3 ベントレーモータースポーツは7月25~28日、ベルギーで行われる2019年トタル・スパ24時間にワークスカー2台を含む都合4台のベントレー・コンチネンタルGT3を投入すると発表。あわせてルーカス・オルドネスやアレックス・バンコムなど計6名の追加ドライバーを明らかにした。
2019年にブランド創設100周年を迎えるイギリスのラグジュアリーカーブランドは、そのアニバーサリーイヤーに華を添えるべく、豪華4台体制でブランパンGTシリーズとIGTCインターコンチネンタルGTシリーズ内最長レースとなるスパ24時間に臨む。
4台のゼッケン番号は、100周年を想起させる“100”にベントレーモータースポーツ伝統の“7”と“8”を組み入れた#107と#108がワークスカーに与えられ、追加の2台は#109、#110となる予定だ。
追加エントリーされる2台の内、最初の1台にはベントレーカスタマーチームで活躍するドライバー陣が抜擢された。
具体的には昨年、パーカー・レーシングの先代ベントレー・コンチネンタルGT3でブランパンGTに参戦したカラム・マクラオドとセブ・モーリス組に、アメリカのK-Paxレーシングで活躍するロドリゴ・バピティスタが加わりトリオを組む。
一方、2台目には新たなドライバーの名前が並んだ。2018年限りでニッサンのGT3プログラムから外れることとなったオルドネスとバンコム、さらに2015年のスパ24時間ウイナーで昨年はエミール・フレイ・レーシングのレクサスRC F GT3をドライブしていたマーカス・パルタラの3名が新型コンチネンタルGT3をシェアする。
スパ24時間を含むIGTC全ラウンドに参戦するワークスカーでは開幕戦バサースト12時間と同様に、スティーブン・ケイン、ジュール・グーノン、ジョーダン・ペパー組が107号車をドライブ。
既報のとおりバサースト12時間で108号車ベントレーをドライブしていたビンセント・アブリルは、ベントレー陣営を離れたため当然リスト入りせず。そのため僚友108号車はマキシム・スーレ、アンディ・ソウセックの2名のみとなった。なお、現時点ではアブリルに代わるドライバーは明らかにされていない。
「カラム(・マクラオド)、セブ(・モーリス)、ロドリゴ(・バピティスタ)の3名は全員、ベントレーのカスタマーチームのために素晴らしい走りを披露してきた」と語るのはベントレーモータースポーツのブリアン・ガッシュ代表だ。
「我々はもっとも重要と考えるレースのドライバーを選ぶ際はつねに、まずベントレーモータースポーツのファミリーのなかから選択を始めていくんだ」
一方、ファミリーの外から起用することになった3名についてガッシュは次のように述べる。
「アレックス(・バンコム)とルーカス(・オルドネス)、そしてマーカス(・パルタラ)はチームに新しい次元をもたらした。彼らは皆、主要GT3レースでその能力を証明している」
「我々は今後数週間から数カ月の間でスパ24時間の準備を行う間に、全ドライバーに搭乗時間を提供する予定だ。また、計12人の強力なドライバーラインアップの最後を埋めるひとり選んでいく」