トップへ

セリーヌ・ディオンの自伝的映画『Cèline Before Celine』制作へ

2019年02月25日 18:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

セリーヌ・ディオンを演じるのは誰に…?
レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレット主演の映画『タイタニック』(1997年)の主題歌『My Heart Will Go On』で知られる世界的なシンガー、セリーヌ・ディオン(50)。このほど、スターへと駆け上がったセリーヌの伝記映画『Cèline Before Celine』が制作されることが分かった。

カナダ国内で唯一フランス語を公用語としているケベック州で生まれたセリーヌ・ディオンは、12歳の時にレネ・アンジェリル氏に見出されて歌手の道に進み、1987年に出した8枚目のフランス語アルバム『INCOGNITO(アンコニト)』が地元ケベック州で大ヒットした。1991年に英語のアルバム『Unison(ユニゾン)』で世界デビューを果たし、日本でもお馴染みの映画『タイタニック』の主題歌『My Heart Will Go On』で大ヒットを記録している。圧倒的な歌唱力を誇るセリーヌは米ラスベガスで15年にわたって定期公演を行っており、そのショーも今年6月で閉幕する。私生活では1994年にアンジェリル氏と結婚して3人の子供を授かったものの、アンジェリル氏は2016年にがん闘病の末にこの世を去っている。

そんなセリーヌ・ディオンの伝記映画『Cèline Before Celine』をケベック出身の監督マーク=アンドレ・ラヴォア(Marc-Andre Lavoie)が手がけることを『The Hollywood Reporter』は伝えた。同映画ではセリーヌの生い立ちや世界的に有名になる以前のことが描かれるという。フランス語圏で育ったセリーヌだが、本作は英語になるとのこと。脚本はセリーヌの甥っ子ジミー・ディオンが手がける。

さらにはセリーヌの母テレーズさんが、ラヴォア監督とプロデューサーを務めるエイドリアン・ボドソンにセリーヌの生い立ちに関する記録文書、資料などを提供しており、撮影は2020年に行われるという。

ラヴォア監督は「私のキャリアの中でセリーヌのように優しくて、温かくて、心から信頼できる人には会ったことがありません。我々はこれまで語られることのなかったストーリーを伝えるにあたって、彼女が我々のチームを強く信じてくださったことに永遠に感謝します」と表明した。

また、セリーヌ・ディオン本人もラヴォア監督とボドソンに「あなたたちが準備している映画に私がどれだけ感動しているかを伝えたいです。私にとって特別な意味を持つあの時期がどんなものだったのか、その本質をユニークなアプローチで捉えているのです」と手紙を送っていたそうだ。

なお1月末に、セリーヌがスターダムを駆け上っていく道のりを描いた伝記映画『パワー・オブ・ラヴ(The Power of Love)』が2020年に公開されることが発表されたばかり。セリーヌ役を演じるのは、映画の脚本と監督も務めるフランス人女優兼監督のヴァレリー・ルメルシェだ。この映画はフランス語が中心になる予定という。

『Cèline Before Celine』の制作にあたって、気になるのは主役の女優。セリーヌ・ディオンのような歌唱力がありながら、演技もできる役者を見つけるのはかなり難しそう。果たして、誰がセリーヌ役に抜擢されるだろうか。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)