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アカデミー賞で「ドレスを着た俳優」がレッドカーペットに登場

2019年02月25日 15:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

タキシードドレスを着用したビリー・ポーター(画像は『Christian Siriano 2019年2月24日付Instagram「The most divine moment!」』のスクリーンショット)
アカデミー賞では毎年、授賞式の結果とともにレッドカーペットを彩るファッションにも注目される。現地時間24日の「第91回アカデミー賞授賞式」では、とりわけ人目を惹きつけたドレスがあった。テレビドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』や『Pose』などに出演する俳優ビリー・ポーター(Billy Porter)が着用したタキシードガウンである。

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映画界で最も注目されるアカデミー賞で今年、一際レッドカーペットで目立ったのは、ベルベット生地のボールガウンドレスにボレロジャケットを合わせた斬新なタキシードドレスだった。このドレスはクリスチャン・シリアノ(Christian Siriano)のもので、着用していたのはビリー・ポーターという俳優だったことから大きな話題になった。ビリーはこの日、レッドカーペットでセレブ達にインタビューをするレポーターを務めていた。

ビリー・ポーターはツイッターでトレンド入りし、人々は「イエス! レッドカーペットはすでに大満足」「みんな家に帰っていいよ。ビリー・ポーターがすでにアカデミー賞とったから」「オーマイゴッド! 歴史の中でこれが私の一番好きなアカデミー賞のドレス。ビリー・ポーターは輝いてる!」と大絶賛している。

そんなビリーは、先月に行われた授賞式「19th Annual AFI Awards」でイエローのスカートにジャケットを合わせて登場。さらにゴールデングローブ賞受賞式では花の模様が刺繍されたスーツとケープを着用し、ケープの裏地が鮮やかなショッキングピンクだったことからとても目立っていた。


性別にとらわれないファッションでイベントに登場することが多いビリー・ポーターは、かつて「僕の服はいつも女性か男性か定まりきれない流動的な感性を持ち合わせているんだ。だから同性愛嫌いの人たちから非難を受けてきたね」と話していた。また、「僕は自分を表現する方法として服を利用していて、ファッションを通じて人生、愛、喜びを祝うことに楽しみを見出しているよ」とこだわりがあることを明かしている。

なお今回のレッドカーペットではメリッサ・マッカーシーやエイミー・ポーラーがドレスを着用せず、パンツスタイルで登場。性別にとらわれないファッションで出席していた。

画像は『Christian Siriano 2019年2月24日付Instagram「The most divine moment!」』『Billy Porter 2019年1月31日付Instagram「The category is:ORGANIC GOLDEN HONEY.」、2019年1月12日付Instagram「My colors are blush and bashful HUNTIES!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)