ソニー生命保険は2月23日、「47都道府県別生活意識調査」の「マネー・旅行」に関する集計結果を発表した。同調査は昨年11月、全国の20歳から54歳の男女4700人を対象に、インターネット上で実施した。
「自分は浪費家だと思う」と答えた人が最も多かったのは島根県で44%。2位は秋田県(42%)、3位は奈良県(40%)だった。男女別に見ると、男性の1位は秋田県、女性1位は群馬県だった。
1か月あたりの小遣い額が最も多いのは神奈川県
一方、「自分は倹約家だと思う」と答えた人は、1位が佐賀県(62%)、2 位が新潟県、愛知県、大阪府(同率60%)だった。男女別にみると、男性の1 位は全体と同じく佐賀県(66%)で、女性の1 位は大阪府と和歌山県(同率68%)だった。
「自分は貯蓄上手だと思う」と答えた人が最も多かったのは秋田県と富山県(同率32%)だ。3位には佐賀県(31%)が入っていることから、佐賀県民は倹約して貯蓄する方法で資産を増やしている人が多いのかもしれない。
「毎月コツコツ貯蓄している」人は、1 位が福井県(34%)2 位が福島県(30%)、3位は山梨県、香川県、佐賀(同率29%)だった。1位の福井県は「自分は貯蓄上手だと思う」でも4位にランクインしていて、調査を実施したソニー生命保険は「計画的に貯蓄をしていることが貯蓄上手という自己評価につながっているのではないでしょうか」と分析している。
ただ、1位の福井県も2位の福島県も「現在の貯蓄額」の上位には入らなかった。貯蓄額が最も多かったのは東京都で、平均639.1万円。2位は三重県(533.4万円)、3位は大阪府(532.7万円)、4位は愛知県(520万円)だった。大都市やその周辺の自治体が多くランクインした。
「自分はマネー関連の知識が豊富だ」、「家計簿を付けている」で1位を獲得したのは神奈川県。神奈川県は「ライフプランを作るのが得意だ」でも2位にランクインしたほか、1か月あたりのお小遣い額が4万4050円で1位だった。堅実にやりくりをしながら消費を楽しむ県民性が伺える。なお、1か月のお小遣い額は2位が三重県(3万6900円)、3位が東京都(3万2700円)だった。