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金子ノブアキ主演のショートフィルム『サルベイション』、神山健治が原案

2019年02月25日 13:10  CINRA.NET

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『サルベイション』
短編映画『サルベイション』が3月30日からひかりTVで配信される。

同作は、荒廃した近未来の世界を舞台に、貧困と社会の不条理に葛藤する父と娘の物語を描いた作品。原案は『攻殻機動隊』シリーズの神山健治、主演は金子ノブアキが務める。監督はPVやCMなども制作しているA.T.。神山健治はスクリプトドクターも担当した。金子の共演者には黒崎レイナ、阿部翔平、成河、かでなれおん、世良ゆうきが名を連ねている。

神山健治が監督を務めたアニメ『攻殻機動隊 S.A.C.』『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』のオープニング映像も演出したA.T.監督は、『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア』の4K HDRでショートフィルムを制作する「ひかりTVアワード」第1回受賞者。アワード製作作品『サルガッソー』が好評を得たことから、スピンオフとして『サルベイション』が作られたという。

■金子ノブアキのコメント
良心がありながらも愚かな部分をあわせ持つ難しい役どころの主人公を演じましたが、納得のいくキャラクターづくりができました。ショートフィルムだからこそ丁寧に、作品の世界に見ている人が入ってこれるかどうかを意識しました。長編よりも難しいところがたくさんありましたが、監督やスタッフがしっかりと準備してくれて、とても手応えのある作品に仕上がりました。

■神山健治のコメント
「ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか」というテーマを考えていた際に、いい話だけども後味の残るものにしたいと思いました。日本には硬派でクールな実写作品を描ける人はほとんどいない。ぼくが憧れるA.T.監督の良さが存分に発揮されている一作だと思います。

■A.T.監督のコメント
この作品の見どころは全体の世界観です。70年代の邦画、もしくは、いまの韓国映画のような生々しくて、苦くて、湿気やにおいが感じられるような世界観をスタイリッシュに描くことを目指しました。現代なのにレトロなにおいやフューチャーなにおいもする。そんな世界観に浸ってほしいです。