スーパーGT GT300クラスに参戦するPACIFIC RACING TEAMは2月24日、2019年の参戦体制を発表した。今季はポルシェ911 GT3 Rを使用し、エントラント名を『PACIFIC RACING with GOOD SPEED』に変更。横溝直輝と峰尾恭輔という2012年チャンピオンコンビが復活し、多くの実績をもつ都筑晶裕が第3ドライバーに加わることになった。
長年スーパーGTをはじめ、D1グランプリ等さまざまなモータースポーツ活動を展開するPACIFIC RACING TEAMは、すでに2019年からバーチャルYouTuberのミライアカリとのコラボレーションを発表するなどさまざまな話題を呼んでいるが、その2019年参戦体制も大いに注目すべき内容となった。
なおチームは、今季からエントラント名が『PACIFIC RACING with GOOD SPEED』に変更された。東海エリアでSUVを中心とした中古車販売を主力事業とする株式会社グッドスピードを新たなパートナーに迎え、チームへの協賛はもちろん、ピットに同社の整備士を派遣するなど、育成にも力を注ぐという。
ガレージおよびサーキットメンテナンスは、PACIFIC RACING TEAMと2015年から産学連携協定を締結している中日本自動車短期大学(NAC)が引き続き担当。モータースポーツエンジニアリング(MSE)学科の学生が、プロの管理や指導を受けながらピットクルーとして活躍する予定だ。
「峰尾選手とは長年苦楽をともにし、スーパーGTでチャンピオンを獲得している間柄です。相性の良いポルシェでふたたび戦えることを非常に楽しみにしています。また長距離レースでは、経験豊富な都筑選手と3名で戦っていきます。新生PACIFIC RACING TEAMで速さと結果を追い求めていきたいと思います」
また、チームのレギュラー復帰となる峰尾は「ふたたびPACIFIC RACING TEAMからスーパーGTへポルシェで参戦することになり興奮しています。神野代表、スーパーバイザー八代様、そして関係者の皆様に感謝し、2012年にチャンピオンを一緒に獲得したパートナーの横溝選手と力を合わせ表彰台、優勝を目指し戦っていきます」と語った。
チャンピオンコンビの復活、そしてミライアカリとのコラボレーションなど、今季もPACIFIC RACING with GOOD SPEEDは多くの話題を提供してくれそうだ。
PACIFIC RACING with GOOD SPEED 2019年スーパーGT参戦体制 ゼッケン:9 エントラント代表:神野元樹 エントラント名:PACIFIC RACING with GOOD SPEED 参戦車両:ポルシェ911 GT3 R 車両名:パシフィックミライアカリNACポルシェ 使用タイヤ:ヨコハマ チーム監督:岡田健司 スーパーバイザー:八代公博 Aドライバー:横溝直輝 Bドライバー:峰尾恭輔 Cドライバー:都筑晶裕 ガレージメンテナンス :NAC(中日本自動車短期大学) チーフエンジニア:中居邦宏 チーフメカニック:松井孝之 チームマネージャー:森下将吾/松本和美 レースクイーン:Pacific Fairies