マクラーレンF1とトロロッソF1は、ジェームズ・キーがマクラーレンの新テクニカルディレクターに就任することで合意した。
2012年からトロロッソで仕事に就いていたキーは、2019年3月25日からマクラーレンでの勤務を開始する。
マクラーレンのCEOであるザック・ブラウンが取りまとめた長期計画に基づいて、キーは新マネージングディレクターのアンドレアス・ザイドルとともに、過去の栄光を取り戻すというチームの目標達成に向けて陣頭指揮を執ることになる。
キーの経歴を振り返ると、F1で仕事を始めたのはジョーダン・グランプリに加入した1998年にさかのぼる。データエンジニアとして数年間務めた後、キーは佐藤琢磨のレースエンジニアも務めた。
チームが2005年にMF1レーシングに買収された後、33歳のキーはテクニカルディレクターに昇格。親会社はその後さらにスパイカー、フォース・インディアへと変わったが、その間を通じてキーは同じポジションに留まった。
キーは2010年にザウバーへ移籍し、約2年間勤務した後にトロロッソへと移っている。
トロロッソは、やはりジョーダン・グランプリ勤務経験者であるジョディ・エギントンがキーの後任としてチームのテクニカルディレクターに就任し、キーと同じく2019年3月25日から業務を始めると発表した。