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最新ビデオカメラ3選 インスタで使える機能搭載カメラからYouTuber御用達モデルまで

2019年02月24日 11:01  リアルサウンド

リアルサウンド

 YouTuberとして活動する人が急増している。一方で事務所がバックアップの元、自分のキャラクターを活かして、動画配信を行う芸人やモデル、アイドルたちがあとを絶たない。


 かつてはスマホ1つで簡単に配信が行えていたものの、プロの参入によって、高画質で構成の練られた動画がアップされ、なかなか素人が真似できるクオリティではなくなってきているのが現状だ。


 一方、テレビのコンプライアンスに合わせた事務所所属のタレントとは異なり、街を歩き、生々しい突撃取材や、より自由な旅行動画の撮影、本音の商品レビューを行うことができるのも動画投稿者の強みではある。


 そんな投稿者が動画のクオリティをアップさせる手段として、一番てっとり早いのは撮影機材だ。今回はセレクトした10万円以下の低価格の最新撮影機材を紹介したい。


(参考:iOS13では「ダークモード」実装? 次期iPad仕様やカメラ技術など、Appleの未来占う噂が続々


・女子もうれしいおしゃれ機能も「OSMO POCKET」
 まずはドローンで有名なdjiが発売したOSMO POCKET。メーカー最小の3軸スタビライザージンバルを搭載しているので、片手でスムーズな撮影ができる。ジンバルのみならず、電子式手ブレ防止機能、光学式手ブレ防止昨日が付いているので、走りながらの撮影も可能。片手で収まるほどミニマムで軽量なので機動性も高く外撮影にはもってこいの商品だ。


 スマートフォンの自撮り棒よりもリーチが短いので、人ごみでの撮影にも不自由しないはず。4Kも対応している上に、レンズにはF2.0の絞りを搭載しているので、映画のようにドラマチックな映像を撮影できるのもうれしい。また、モテクリエイターゆうこすがレビューしているように女子に嬉しいオプションも。美顏フィルターやおしゃれなテンプレートはインスタグラム用の動画撮影にも向いているはずだ。


 フェイストラッキングという顔をカメラが勝手に追ってくれる機能に加えて、スマートフォンをモニターとして直接装着することもできるので初心者でも臨場感のある撮影をすることができる。


 djiはスマートフォン用のジンバルを発売している会社だけに、初心者としても扱いやすい商品が多く、注目したいメーカーだ。


・超小型なのにスロー撮影可能な「GoPro HERO7 ブラック」
 山や海などの自然や、旅先など、機材にとって過酷な状況で撮影するならばGoPro HERO7ブラック CHDHX-701-FWだ。


 水深10メールまで撮影できる耐久性はもちろんのこと、タイムラプス機能で撮影者が自転車で走行していたり、サーフィンを楽しんでいる時もダイナミックな映像が撮影できる。


 低価格帯としてホワイト、シルバーも発売されているがおすすめは断然ブラック。ブラック限定の機能として、1080p240 ビデオ(ハイビジョン画質)で、8 倍のスローモーションを楽しめるので、ドキュメンタリーなどの作品撮りにも向いている。


 シルバー、ホワイトは本体ごと充電しなくてはいけない弱点があるが、ブラックの場合はバッテリー交換式なので継続的な撮影が可能なのも嬉しい。


 また、音声コマンドでハンズフリーの音声調整をしてくれるので、強風でも粒の揃った音がきちんと録音できるのも特筆すべき点だろう。


 配信者にとってはFacebook Liveへのビデオストリーミングが可能なこともあり、配信の初心者にもおすすめの小型カメラだ。


・YouTuberも愛用する「パナソニック HC-WXF990M」
 YouTuberに圧倒的な支持を受けるパナソニックのビデオカメラ。他のメーカーと一番違うのはmp4で撮影できる点だろう。


 今回紹介するパナソニック HC-WXF990Mは最新型より一つ前の型番となるが、価格は10万円以下。4Kも撮影できる上に、スマートフォンにワイヤレスで動画を転送できる優れものだ。内臓マイクもかなり音質が良いのでインタビューや自撮りで使用するのであれば外の撮影でも問題なく声が拾える。


 また20倍の光学ズームを搭載しており、景色を引きで全景で撮影することも、望遠で雑踏から一人をアップで撮影することもできる。


 この1本を買っておけば様々なカットが抑えられることは間違いない。一眼レフで同程度のズームレンズを購入しようと思ったらかなり高額になってしまう。一から動画を撮りたい方にはおすすめの入門機材だ。


 さらに内臓メモリーは64Gと大容量にも関わらず、本体は405gという衝撃の軽さなので、ビデオ機材の撮影に慣れたい方も、機械の難しさを感じることなく、撮影を楽しめるはずだ。


 今回紹介したどの機材もプロ仕様ではなく、レビュー動画やブログを見れば簡単に操作のできる商品ばかり。ぜひ手に取って高画質で臨場感のある動画制作を楽しんでほしい。


(ミーネ夏彦)