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マイリー・サイラス 「あの山火事がなければ結婚していなかった」

2019年02月23日 12:01  Techinsight Japan

Techinsight Japan

『Vanity Fair』の表紙を飾ったマイリー・サイラス(画像は『Miley Cyrus 2019年2月21日付Instagram「@vanityfair @ryanmcginleystudios」』のスクリーンショット)
米出身の歌手で女優のマイリー・サイラスが、このほど米誌『Vanity Fair』3月号の表紙を飾った。昨年11月に山火事で自宅を焼失した翌月、婚約者だったリアム・ヘムズワースと結婚したマイリーだが、同誌インタビューのなかで「山火事でマリブが被害に遭わなかったら、私達は結婚していなかったかも」と明かしている。

米出身の歌手兼女優マイリー・サイラス(26)と豪出身の俳優リアム・ヘムズワース(29)は、2010年公開の映画『ラスト・ソング』での共演がきっかけで交際をスタートさせた。2人は2012年に一度婚約するも翌年破局、のちに復縁し昨年12月23日にテネシー州の自宅でこぢんまりとした結婚式を挙げている。

知り合って10年になるだけに、マイリーとリアムは結婚に向けて着々と準備を進めていたのかと思いきや、マイリーは米誌『Vanity Fair』3月号のインタビューのなかで「山火事でマリブが被害に遭わなかったら、(私達の関係を)次のステップに進める心の準備はできなかったかもしれないし、結婚自体していなかったかもしれない」と語った。

昨年11月に米カリフォルニア州で発生した山火事「Woolsey Fire(ウールジー・ファイアー)」により、自宅を焼失してしまったマイリーとリアム。マイリーは山火事発生後に、

「自宅は倒壊してしまったけれど、あの家で刻まれた家族や友人との思い出は鮮明なまま生き続ける。」
「今は燃えずに残ったすべてのものを愛おしく感じているわ。」

とツイートしていた。

“明日”や“明後日”が確実にやってくるとは限らない―そう身をもって体験したことで、先のことよりも“今”を懸命に生きることを努めるようになったというマイリーは、そんな気持ちに後押しされ、リアムとの結婚が実現したそうだ。

「新婚生活は以前の生活と何ら変わり映えしない」が、2人にとっては「結婚そのものよりも、自宅を失くすという経験が及ぼした影響力の方が大きかった」そうで、災害をともに経験し様々な感情を分かち合い、また愛するマリブの街の復興にともに立ち上がったなかで、リアムというパートナーとの間に新たな絆が生まれたと明かしている。

そんなマイリーは「愛と音楽と冒険に満ち溢れた、長く素晴らしい人生を送りたい」と願っているようで、それには「バランスと節度を保つこと」が今後の課題だという。しかし、その絶妙な“バランス”を見出す過程で犯すであろう過ちも、未来の自分を形成する大切な要素になるはず、と常にポジティブなのがマイリーらしい。

若干13歳でディズニーチャンネルの秘蔵っ子として活躍し始めたマイリー・サイラスも26歳になった。過激なファッションやパフォーマンスで世間を驚かせた時期もあったが、いつでも自分に正直に、そして愛するパートナーとともに“今”を大切に生きる姿は多くの人の心に響いていることだろう。

画像は『Miley Cyrus 2019年2月21日付Instagram「@vanityfair @ryanmcginleystudios」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)