ルイス・ハミルトンはメルセデスF1の新車『W10』が「仕上がってきた」と語る。しかし彼はライバルチームのパフォーマンスを鑑み、チームに改善を続けることを促している。
ハミルトンは第1回プレシーズンテスト最終日、午前中のセッションで58周を走行して締めくくった。しかし寒さと乾燥したコンディションにより、現チャンピオンであるハミルトンの1日のスタートは困難なものになった。
コースが温まると、メルセデスはよりソフトなピレリタイヤで走行を行ない、W10のグリップと特定のコンパウンドにおけるバランスを測定した。
「午前中はかなり冷え込み、誰もにとってタイヤの扱いが少々難しいものになった」とハミルトンは語る。
「全般的に今日のマシンの感触は良く、仕上がってきてもいる。けれど、データと僕たちが加えた変更点を分析し、さらに掘り下げていく作業をこれからも続けなければならない」
「信頼性はとても高い。ファクトリーの全員による懸命な努力のすべてが、大いに示されているね。でも僕たちは改善を続ける必要がある。競争はとても激しくなりそうだ」
午後の走行を担当したバルテリ・ボッタスもソフトよりのタイヤを試し、その週のチームの最速ラップを記録した。次週のプログラムではさらなるパフォーマンスが引き出されることだろう。
「1週間を通して進歩を重ねているし、マシンは日に日に良くなっていると感じている」とボッタス。
「今は来週が待ち遠しい。さらなる進歩が望めるだろうからね。チーム全員に感謝している。良い初テストになった。今では僕たちは皆、2回目のテストでさらに改善することを切望しているよ」