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YouTube「ワクワクさんチャンネル」が登録者数20万人突破 あふれるホスピタリティと尖った存在感に注目

2019年02月22日 13:31  リアルサウンド

リアルサウンド

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 2月14日に開設された「ワクワクさんチャンネル」のチャンネル登録者数が、早くも20万人を突破。チャンネルオープンと同時に公開された動画「【速報】あのワクワクさんが遂にYouTuberデビューしちゃいました!」は22日12時現在で93万再生を超え、週末にもミリオン再生を達成しそうな勢いだ。


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 「ワクワクさん」とはもちろん、NHK Eテレの『つくってあそぼ』でお馴染みの“工作のお兄さん(※現在は57歳)”だ。その正体は、声優・タレントの久保田雅人さん。立正大学在学中に中学・高校の教員免許を取得しており、「教える」ことについてのエキスパートでもある。一般家庭にある身近な素材から、子どもたちが楽しく遊べるアイテムを次々と作り出し、その工程をわかりやすく解説することで、多くのファンを獲得してきた。


 ワクワクさんの活動は、若年層の視聴者も多く、キッズ向けチャンネルの躍進も目立つYouTubeと親和性が高い。実際、チャンネル開設以前にも人気YouTuberコンビ・水溜りボンドの動画に度々ゲスト出演しており、YouTuberのたしなみである「メントスコーラ」にチャレンジしたり、「1000円自販機」の景品を紹介したりと、話題を振りまいていた。暴走気味なトークも視聴者の反響を呼び、今回の公式チャンネル開設は待望されたものでもあった。


 ハイテンションなキャラクターと、教育番組で磨かれた「一芸」は、YouTubeの視聴者を引きつけるに十分な魅力で、最初の1週間で4本と、動画更新の頻度も高い。最新の動画は「【工作】3分でわかる!ワクワクさんが風車をつくってみたよー!」というもので、紙皿、割り箸、プッシュピン、つまようじというどこにでもある素材で、くるくると回る風車を作る、というものだ。


 簡単で楽しい工作動画に、視聴者からは「懐かしくて泣きそう」「編集いらないんじゃないかってぐらい話すの上手いな笑」「不器用だけど、やってみたくなる!」などのコメントが寄せられていた。また、「この前コメントで概要欄に材料とか書いてあったらうれしいって書いてあったんだけどすぐ反映してくれるわくわくさんすき……」との声も。確かに、動画の概要欄には「大人の方へ」として、材料や作り方の手順が詳細に書かれているほか、「ピンやハサミを使用しますので、工作の際には十分お気をつけください」との注意書きもあり、視聴者への配慮が伝わってくる。


 ホスピタリティーにあふれ、しかしネットミーム化するような尖った存在感もある「ワクワクさん」。幅広い層に愛されるチャンネルになりそうだ。


(編集部)