IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップの最高峰DPiクラスに『ニッサンDPi』で投じて参戦しているコア・オートスポーツが、第2戦の舞台セブリングでプライベートテストを実施した。
コア・オートスポーツは2018年シーズン、オレカ07・ギブソンで当時のシリーズ最高峰プロトタイプクラスに参戦し、2勝を挙げる活躍でシリーズランキング2位を獲得。2019年は前年までニッサンDPiを走らせていたテキーラ・パトロン・ESMと入れ替わるかたちで唯一のニッサンDPiユーザーとなった。
1月末に行われた今季開幕戦デイトナ24時間ではマシンに複数のトラブルを抱えながらも、ジョナサン・ベネットとコリン・ブラウン、助っ人のロイック・デュバル、ロマン・デュマの4名が粘り強い走りをみせ、DPiクラスの初陣で見事総合4位完走を果たしている。
そんなコア・オートスポーツは2月21日、来月14~16日に開催されるシーズン第2戦セブリング12時間に向け同地でプライベートテストを実施。リジェJS P217をベースとするDPiカーへの理解を進めるともに本戦に向けたデータ取りを行った。
「僕たちコア・オートスポーツのメンバーにとって、今回のプライベートテストはニッサンDPiというクルマを本当の意味で学ぶ最初の機会だった」と語るのはレギュラードライバーのひとりであるブラウン。
2018年のセブリング12時間では、テキーラ・パトロン・ESMが走らせたニッサンDPiがキャデラック、アキュラ、マツダを破って総合優勝を果たしている。このことから今季も同ラウンドでの勝利、2連覇が期待されるがブラウンは冷静だ。
「たしかに、2018年はESMのメンバーがこのクルマで大成功を収めた。しかし、僕たちは今年(コンチネンタルタイヤから変更された)新しいミシュランタイヤを使っているんだ」
「それに僕らがニッサンDPiを手に入れたのは昨年のクリスマスの少し前だった。その後、ワークショップで僅かな時間を使って作業をしロアテスト(デイトナ公式テスト)、デイトナでのレースを戦っただけでそれ以外のことができていなかったんだ」
「そうしたなかで、ここセブリングに来て2、3日のプライベートテスト行い、時間をかけてさまざまなことを試しながらクルマやタイヤを実際に学べぶことができのは大きな成果だったと思うよ」