AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズは2018/2019年最終戦セパンの開幕を直前に控えた2月21日、2019/2020年のシーズンスケジュールを発表した。富士スピードウェイで行われていた日本ラウンドはこのカレンダーから外れている。
AsLMSはWEC世界耐久選手権/ル・マン24時間を頂点とするスポーツカーカテゴリーのピラミッドを構成するル・マン・シリーズのアジア版。同シリーズはLMP2、LMP2アマ、LMP3、GTの4クラスで争われ、それぞれのクラスチャンピオンには同年のル・マン24時間への自動エントリー権が付与される。
そんなAsLMSは近年、ウインターシリーズとして開催されており来季も2019年から翌2020年にまたがるかたちで実施される予定だ。
開幕戦は2018/19年と同様に、中国の上海国際サーキットで11月24日に行われる。年明けの開催となる第2戦は先月カレンダー入りが発表されたオーストラリアのベンド・モータースポーツパークが舞台だ。3戦目は2月15日開催のマレーシア、セパン。そしてタイ・ブリーラムのチャンで、今季のフィナーレと同じ週末の2月23日にシーズン最終戦が行われる。
このスケジュール決定により、2013年からシリーズの一戦に組み込まれてきた日本ラウンド、富士スピードウェイ戦は残念ながら2019/20年のシーズンカレンダーから外れることとなった。
新たなシーズンカレンダーが発表されたAsLMSでは2019/20年も前述の4クラスで争われるが、最高峰のLMP2クラスでは2017年から導入されている現行規定マシンの使用が義務付けられる。一方でオレカ05、リジェJS P2といった旧規定のマシンもLMP2アマクラスでは引き続き使用が許可される。
■アジアン・ル・マン・シリーズ 2019/2020年スケジュール
RoundDateCircuit12019年11月22~24日 上海(中国)22020年1月10~12日 ベンド(オーストラリア)32020年2月14~15日セパン(マレーシア)42020年2月21~23日 チャン(タイ)