スペインのカタロニアサーキットで行われているプレシーズンテスト3日目、キミ・ライコネンはフェラーリ製パワーユニット(PU/エンジン)を搭載したアルファロメオC38で速さを見せた。
ライコネンは、3日目午後のセッションを10分残すところで、1分17秒762というその時点での最速タイムを出したのだ。だが、その後すぐにトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトがさらに速い1分17秒704のタイムを記録している。
チームにとって、コースで新車のパフォーマンスを評価するのは常に困難なことだが、アルファロメオはこれまでのところ競争力があるところを示している。
2019年シーズンに向けてライコネンが期待することは何だろうか?
「これまでと違いはないよ。なぜなら僕は何も期待していないからね」とライコネンは語った。
「僕はベストを尽くすだけだよ。チームは優れたマシンを作っている。大規模チームよりもやるべきことが多くあるのはたしかだけど、良いスタート地点にいると思う。今のところは順調だね」
ライコネンは、これまでのチームの仕事についてどの程度満足しているのだろうか?
「順調に進んでいる」とライコネンは語った。
「もちろん、さらに求めるものは常にある。でもそれは普通のことで、終わりはないんだ。いろいろなことを学ぶことができて、十分に充実した2日間だった。でもさらに学ぶ必要があるね」
「僕たちはまだ初期の段階でテストでいくつものメニューを試しているんだ。まだセットアップ作業が終わっていないし、僕が走行を担当するこれからの2日間も忙しくなる。違ったことを試したり発見したりで、今のところはとても満足しているよ」
トロロッソ・ホンダとアルファロメオはテストでかなりの速さを見せたが、ライコネンは2019年この2チームが中団チームの戦いに加わると予想しているだろうか?
「テストの段階で答えることは不可能だよ」
「もしかすると来週のテストで分かるかもしれないけど、2、3週間後の最初のレースで確実に明らかになるだろう。僕たちとしては現状にとても満足している。けれど、最初のレースで何位につけるかということはまったく分からない」