F1プレシーズンテスト3日目、スクーデリア・トロロッソのダニール・クビアトは13人中トップとなるタイムをマークし、137周を走りこんだ。トロロッソの副テクニカルディレクターであるジョディ・エジントンは、信頼性の問題に見舞われることなく作業を進めることができており、STR14は順調に進歩していると語った。
クビアトはセッション終盤に最もソフトなC5タイヤでアタックし、1分17秒704というここまでのテスト3日間を通しての最速タイムを記録した。しかしクビアトもチームも、タイムよりも137周をスムーズに走り切ったことが重要だとの考えを示している。
「今日はダニールにとって2日目の走行だった。初日の作業の続きを行い、エンジニアたちとともにセットアップを進め、マシンへの理解を深めていった」とエジントン。
「序盤は空力テストに取り組み、たくさんのデータを集めることができたので、空力担当者が今後これを分析し、フィードバックをくれることになる」
「路面温度と気温が上がっていくなか、全般的なテスト作業を続け、データを収集し、マシンセットアップを進めていった。ランチタイムの後、午後のセッションでは、まずはC2タイヤとC3タイヤでロングランを行い、タイヤに関するデータを集めた。ただ、この時期のバルセロナではさまざまな面でシーズン中の一般的なコンディションとは異なっているので、データは慎重に分析する必要がある」
「終盤には比較的短めのランでタイヤテストを行い、ここでも役立つデータを集めることができた」
「PU(パワーユニット/エンジン)サイドでは、問題に見舞われることなくプログラムを消化し、走行距離を積み重ねていくことに集中した」
「全体的に見てほとんど信頼性の問題が発生していないので、テストプログラムをスムーズに進められるし、それによってSTR14は順調に進化を重ねていると思う。やるべきことはまだたくさんあるものの、今日は満足できる仕事ができた」