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映画『COLD WAR』特報公開 冷静下、時代に翻弄された歌手とピアニストの愛

2019年02月21日 14:30  CINRA.NET

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『COLD WAR あの歌、2つの心』ティザーポスタービジュアル ©OPUS FILM Sp. z o.o. / Apocalypso Pictures Cold War Limited / MK Productions / ARTE France Cinéma / The British Film Institute / Channel Four Televison Corporation / Canal+ Poland / EC1 Łódź / Mazowiecki Instytut Kultury / Instytucja Filmowa Silesia Film / Kino Świat / Wojewódzki Dom Kultury w Rzeszowie©OPUS FILM Sp. z o.o. / Apocalypso Pictures Cold War Limited / MK Productions / ARTE France Cinéma / The British Film Institute / Channel Four Televison Corporation / Canal+ Poland / EC1 Łódź / Mazowiecki Instytut Kultury / Instytucja Filmowa Silesia Film / Kino Świat / Wojewódzki Dom Kultury w Rzeszowie
パヴェウ・パヴリコフスキ監督の映画『COLD WAR あの歌、2つの心』のティザービジュアルと特報が公開された。

6月から公開される『COLD WAR あの歌、2つの心』は、ポーランド、ベルリン、ユーゴスラビア、パリを舞台にモノクロ映像で映し出されるラブストーリー。ポーランドの民族合唱舞踏団で出会ったピアニストのヴィクトルと歌手志望の女性・ズーラが、冷戦下に15年間にわたって「西側」と「東側」の間で揺れ動き、別れと再会を繰り返す物語だ。2月25日に授賞式が行なわれる『第91回アカデミー賞』では、監督賞、撮影賞、外国語映画賞の3部門にノミネートしている。

特報は、マイクの前に立ったズーラがポーランド語で歌うジャズナンバー“Dwa serduzka(Two Hearts)”で始まり、遠くから見つめ合う2人の様子や、ヴィクトルが列車に乗り込む場面、ヴィクトルに抱き締められるズーラの姿などが確認できる。“Dwa serduzka(Two Hearts)”は、実在の楽団・マゾフシェが歌い繋いできた楽曲で、「この楽団の音楽の変遷自体が当時のポーランド社会で何が起こっていたのかを示す重要な存在になる」と考えた監督が同作のためにアレンジを加えた。

ティザービジュアルでは、寄り添うヴィクトルとズーラの姿がモノクロで写し出され、「一緒にいたいだけ」とコピーが添えられている。