広瀬すずが出演するearth music&ecologyの新CM「エシカルへ」篇が2月27日から全国でオンエアされる。
是枝裕和が監督を務めた「エシカルへ」篇では、earth music&ecologyの店内を歩きながら洋服や小物を見て回る広瀬すずが白いワンピースを試着するシーンや、「顔が見えなくても繋がっている感じとか、目に入ったものだけじゃないという意識は、むしろ自分にありたいなって思います」という広瀬の言葉、バングラデシュにあるearth music&ecologyの工場で働く19歳の女性アイーシャが歌番組やインド映画が好きだと語る場面、白いワンピースを着た広瀬が屋上から街を見渡す様子などが確認できる。CMにはAimerの楽曲が使用されている。
広瀬は、CMのメッセージである「エシカル」については「服を選ぶ時、今まではただ好きかどうか、感覚だけで考えていました。好きかどうかだけではなく意識して別の観点から服選びをすると、気づけなかった事を知る機会になるのではないかな、と思いました」、撮影については「是枝監督の撮影の時はいつも、その場で感情を作るような感覚なので、力を入れすぎることもなく、リラックスできました。ありのままという感じですね」「屋上のシーンの時に、監督から『音を聞いてみたりして下さい』と言われたんです。その時に『音を聞くかぁ…是枝監督っぽいなぁ…』と思いました」とコメント。
また是枝監督については「いやー、本当に凄すぎて、またこうしてCMでご一緒できるなんて、なんて贅沢なんだ!と改めて思いました。(笑)異次元の世界にいらっしゃる監督をみると刺激的ですし、カッコいいです!でも、いつお会いしても初めて会った時から印象が全く変わらないのです。会うだけで何か安心感を得られ、演じるという事をリセットして頂ける気分になるんです。本当に心強いお父さんのような存在です」と述べている。
広瀬とは5度目のタッグとなる是枝監督は「いつもCMの仕事はスケジュールの問題などでなかなかお受けできないのですが、広瀬さんが出演ということで引き受けました。CMで等身大の彼女の二十歳の姿が素直に出ればいいなと思いながら撮影していました」「CMの趣旨が凄く明快でメッセージがあって凄くいいなと思ったのですが、“エシカル”というメッセージを映像で表現するのにどうしたら良いかと考えました。そこで“この服は一体誰の手で作られているのか?”ということを具体的な画で見せようと思いました」と語っている。