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第91回アカデミー賞3部門にノミネート 『COLD WAR あの歌、2つの心』予告&ポスター公開

2019年02月21日 12:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 6月28日公開の映画『COLD WAR あの歌、2つの心』より、特報予告映像とティザーポスタービジュアルが公開された。


参考:動画はこちらから


 『イーダ』で第87回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したパヴェウ・パヴリコフスキ監督最新作となる本作は、冷戦下、時代に翻弄される恋人たちの姿をモノクロ映像と名歌で描き出したラブストーリー。第71回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞し、第91回アカデミー賞では監督賞、撮影賞、外国語映画賞の3部門にノミネートされている。


 ピアニストのヴィクトル(トマシュ・コット)と歌手志望のズーラ(ヨアンナ・クーリク)はポーランドの音楽舞踏学校で出会い、愛し合うようになる。冷戦中、ヴィクトルは政府に監視されるようになり、ベルリンでの公演時、パリに亡命。歌手になったズーラは公演活動で訪れたパリやユーゴスラビアでヴィクトルと再会する。ズーラは彼とパリに住み始めるが、やがてポーランドに戻ってしまい、ヴィクトルも後を追う。二人の愛は結ばれるのか果たして……。


 公開されたティザーポスタービジュアルでは、静かに寄り添うヴィクトルとズーラの姿を捉え、「一緒にいたいだけ」というコピーが添えられている。 


 また、予告編は、ズーラがポーランド語で歌うジャズナンバーから始まる。この楽曲「Dwa serduzka(Two Hearts)」はポーランドの伝統音楽と舞踏を継承する実在の楽団“マゾフシェ”が長く歌い繋いできたスタンダードナンバーを「この楽団の音楽の変遷自体が当時のポーランド社会で何が起こっていたのかを示す重要な存在になる」と考えた監督が、本作のためにジャズナンバーへとアレンジしたもの。予告編では、ほぼ正方形の画面比率で、ポーランド、ベルリン、ユーゴスラビア、パリなど様々な時代と場所を巡る2人の姿をモノクロで描いている。 (リアルサウンド編集部)