レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)を搭載したRB15にバイブレーションの問題が発生しているとのパドック内のうわさを打ち消した。
長くルノーと提携してきたレッドブルだが、2019年からホンダにスイッチ。ホンダのパワーユニットをシャシーにうまく統合させることに力を注いできた。ホーナー代表は、その作業が非常にうまくいったとして、「シャシーへの統合がきっちりとなされた。非常に美しくでき上がったと思う」と発言している。
しかしF1プレシーズンテストが開催されているスペイン・バルセロナで、レッドブルはバイブレーションの問題によりホンダエンジンをフルパワーの状態で走らせることができずにいるとのうわさが流れた。ホーナーはこれを全面的に否定している。
「今までの走行のなかで一度もバイブレーションの問題に直面していない」とホーナーはRaceFansに対して語った。
「こんな噂がどこから出てきたのか分からない。レッドブル・テクノロジーは、昨年(2018年)、トロロッソとドライブトレインを統合する作業を行ってきた。それによって多くの知識を得ることができたのだ」
「ホンダとの関係もコミュニケーションも、非常にうまくいっている。エンジン、シャシー、ドライブトレインの統合は、我々が経験したなかで最高レベルといっていいだろう。それによって整ったパッケージが出来上がった」
テスト3日目、マックス・フェルスタッペンはトラブルに見舞われることなく109周を周回、多くのデータを収集した。
「マシンは我々が設定した目標に達しつつある」とホーナーは言う。
「(ライバルたちの仕事に気をとられることなく)自分たちのやるべきことに集中している。今のところすべてが計画どおりに進行しているよ」