トップへ

つちやエンジニアリングが2019年スーパーGT参戦体制を発表。松井/佐藤のコンビで王座目指す

2019年02月20日 20:31  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2019年のGT300クラスを戦うつちやエンジニアリングの土屋武士代表、松井孝允、佐藤公哉、ホッピー石渡社長、FIA-F4を戦う堀尾風允、RQの岡島彩花さん
2月20日、スーパーGT GT300クラスに参戦するつちやエンジニアリングは、東京・六本木のライブハウスmorph Tokyoで『2019年HOPPY 86 MC KICKOFF LIVE』を開催し、詰めかけた100人近いファンを前に、2019年の体制を発表した。今季は松井孝允のパートナーに佐藤公哉が起用されることになった。

 2015年から86マザーシャシーを使ってスーパーGTに復帰し、日本のものづくりと若手を育てる熱い想いを抱え、GT300クラスに参戦するつちやエンジニアリング。2016年には土屋武士と松井のコンビでチャンピオンを獲得するなど、純プライベーターながらその情熱で毎戦トップ争いに絡み、多くのファンを集めている。

 そんなつちやエンジニアリングの2019年体制発表は、チームを支えるファミリーとも言えるサポーターたちを集め、六本木のライブハウスで行われた。この日は、2018年までスーパーGT中継のピットレポーターを務めた井澤エイミーさんの司会のもと、今季もチームを支えるホッピービバレッジの“ホッピーミーナ”こと石渡美奈社長からのメッセージ、そして土屋武士代表からチーム体制が紹介された。

 今季のチーム体制としては、マザーシャシーの86 MCの使用は変わらず。ヨコハマタイヤの使用も継続されるが、ドライバーが変更された。LEXUS TEAM WedsSport BANDOHに移籍することになった坪井翔に代わってステアリングを握ることになったのは、2018年までJLOCのランボルギーニをドライブしていた佐藤公哉だ。

「今年はチームを引っ張るエースに孝允を、そしてパートナーに佐藤公哉というコンビで戦います。公哉選手は昨年つちやエンジニアリングで走らせていた別のカテゴリーのドライバーとして走ってもらう機会があり、その際に非凡な才能をみせてくれました」というのは土屋武士代表。

「何よりレースへの情熱があり、我々のチームにマッチしていることを感じたので、一緒に戦うことになりました。ふたりとも速さと安定感がありますが、何よりレースへの情熱がどのチームよりもあふれているので、その情熱を武器にシーズンを戦っていきます。そしていつもどおり、チームひとりひとりが成長することをテーマに、目標であるチャンピオンに向かってチーム一丸となって走ります!」

 そして、エースとしてチームを牽引する松井は「昨年は参戦以来初めて勝利がない悔しいシーズンでした。今年のチームメイトの佐藤公哉選手は、ミドルフォーミュラで戦ったかつてのライバルで、今年はチームメイトとしてタッグを組むことができ、頼もしい存在で非常に嬉しい限りです」とコメントした。

「マシンの完成度は今年も自信をもって挑むことができます。2019年は序盤でまず一勝、そしてチーム全員でタイトルをつかみにいきます」

 また、長年ヨーロッパで戦い、ザウバーF1のテストドライブを経験したこともある佐藤は「名門つちやエンジニアリングのドライバーとして戦えることを嬉しく思います」という。

「初めてのマザーシャシーですが、土屋監督をはじめスーパー耐久で顔なじみのメンバーの皆さんとスーパーGTを戦えることは非常に嬉しく、松井選手とコンビを組むことになるので、今からシーズン開幕がとても楽しみです。何よりも数字と結果でパフォーマンスをみせていけるように、ベストを尽くしていきます」

 またこの場では、2019年のFIA F4に、チームサムライとして参戦することがサプライズ発表された。ステアリングを握るのは堀尾風允(ほりおふうま)で、今季が四輪デビューだが、長年イタリアを舞台にカートを戦っており、土屋代表も「雰囲気をもっている、面白い若手」というドライバーだ。

 体制発表に続いては、神奈川県藤沢市出身で、土屋武士代表のテーマソング『自分色』を作った坂田建二さん、さらに西岡治彦さん、構康憲さん、岡井大二さんなど、豪華なメンバーによるライブが行われ、詰めかけたサポーターたちは音楽を堪能。シーズンのキックオフに向け盛り上がりをみせた。

つちやエンジニアリング 2019年体制
チーム名/メンテナンス:つちやエンジニアリング
エントリー車名:HOPPY 86 MC
カーナンバー:25
メインスポンサー:ホッピービバレッジ株式会社
タイヤメーカー:横浜ゴム
レースクイーン:岡島彩花