4月1日から放送されるNHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』の主題歌が発表された。
主題歌となるのは、スピッツの新曲“優しいあの子”。スピッツがNHK朝の連続テレビ小説に楽曲を提供するのは初となる。草野マサムネ(Vo,Gt)のコメントがNHKのオフィシャルサイトで公開中だ。
広瀬すずがヒロインを務める『なつぞら』は大森寿美男の脚本によるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝に移り住んだ主人公・奥原なつが、十勝で育まれた豊かな想像力と開拓者精神を生かし、当時は「漫画映画」と呼ばれていたアニメーションの世界に飛び込んでいく、というあらすじだ。共演者には松嶋菜々子、藤木直人、岡田将生、吉沢亮、高畑淳子、草刈正雄らが名を連ねる。
主題歌について制作統括の磯智明は「一昨年の秋、とかち帯広空港に初めて降り立ったとき、目に入ってきたのは圧倒的な青空でした。果てしなく続く十勝平野の大きな空です。そしてそのとき、啓示を受けたように、スピッツのメロディが空から舞い降りてきたのです。本当に! このときから『主題歌はスピッツ』と決めていたと思います」と語っている。なおNHKのオフィシャルサイトでは『なつぞら』のポスタービジュアルが公開。写真はアンディ・チャオ、ポスターデザインは清水貴栄が担当している。
■草野マサムネ(スピッツ)のコメント
記念すべき“朝ドラ”100作目、大好きだった「おしん」や「あまちゃん」のようにインストがいいのでは? とも考えましたが、今回は歌ありです。ドラマタイトルが「なつぞら」なのに詞がかなり冬っぽい仕上がりになってます。これには理由がありまして、お話をいただいてから何度か十勝を訪ねました。そこで感じたのは、季節が夏であっても、その夏に至るまでの長い冬を想わずにはいられないということ。「なつぞら」は厳しい冬を経て、みんなで待ちに待った夏の空、という解釈です。広く美しい北海道の空の力で書かせてもらいました!