F1プレシーズンテスト2日目に初めてレッドブルRB15・ホンダを走らせたピエール・ガスリーは、一日の最後にクラッシュし、セッションを切り上げなければならなくなった。しかしレッドブル・レーシングのレースエンジニアリング責任者ギヨーム・ロケリンは、ガスリーの初日は概ね成功であると考えている。
セッション残り約1時間のところで、ガスリーはコーナー立ち上がりでリヤのコントロールを失ってスピン。バリアにリヤから突っ込んだ。この日、ガスリーがこなした周回数は92周、自己ベストタイムは1分19秒814(C3タイヤ使用)で12人中7番手だった。
ガスリー自身、快適に乗ることができ、パッケージの第一印象はよかったと語っており、ロケリンも、スピンを除けばいい一日だったと振り返った。
「こういうこともある。ピエールにはショートランを何度も走ってもらい、セッティングを変えながらデータを集めていた」とロケリン。
「その後、クイックラップに入り、限界を探っていた時にスピンが起きた。もちろん彼はがっかりしていたけれど、最悪の事態というわけではない。今夜多少作業が必要になるが、明日までには準備を整えられる」
「スピンを別にすれば、ピエールはいい初日を送ったと思う。今朝の目標は、彼がマシンの感触をつかみ、タイヤのテストを繰り返せるよう、多くの距離を走行することだった。主にピエールが快適に走れるようにするため、さまざまなチェックを行った。午後にはショートランでのデータ収集に集中し、セッション終盤にスピンが起きて、走行を終えた」