ザウバー・ジュニアチームは2月19日、2019年のFIA-F2、FIA-F3(旧GP3)、FIA-F4で起用する8名のヤング・ディベロップメント・ドライバーを発表した。
2019年のF1にアルファロメオ・レーシングとして参戦するザウバーは昨年、F2などに参戦するチャロウズ・レーシング・システムとタッグを組み、若手ドライバー育成のため『ザウバー・ジュニアチーム』を立ち上げた。
今後、ザウバーはこのジュニアチームを通じて若手ドライバーを育成。エントリーレベルのシングルシーターから最高峰のF1までをカバーする。
ザウバー・ジュニアチーム・バイ・チャロウズとして参戦するFIA-F2では、アメリカ出身のホアン・マニュエル・コレア、フェラーリ・ドライバー・アカデミー所属のカラム・アイロットのふたりが起用された。
F2と同じチーム名で挑むFIA-F3については19歳のファビオ・シェラー、ドイツF4チャンピオン経験者のリリム・ゼンデリ、F3アジアチャンピオン経験者のラウル・ハイマンの3名を起用する。
そのほかドイツ、イタリアのFIA-F4選手権ではアレッサンドロ・ギレッティ、ロマン・スタネク、テオ・プルシェーレの3名が起用されている。
アルファロメオ・レーシングのチームプリンシパルでもある、ザウバー・モータースポーツのフレデリック・バスールCEOは「ザウバー・ジュニアチームは2019年、F2、F3、F4というFIAシングルシーターカテゴリーに強力なラインアップで挑む」と述べた。
「この(若手育成)プロジェクトは、我々が培ってきた経験を若手ドライバーに還元し、彼らがスキルを磨き、いつの日か夢であるモータースポーツの頂点に挑めるようなプラットフォームを作ることだ」
「彼らとともに仕事をするのを楽しみにしているし、成長を見守っていくつもりだ」
チームは、ドライバーラインアップに合わせて、各シリーズを戦うマシンのカラーリングも発表。ホワイトをベースに、リヤやコクピット保護デバイス『HALO』は深いブルーとなったほか、レッドの縁取りが印象的な仕上がりとなっている。