2月18日、ニコニコ生放送で放映された『脇阪寿一のSUPER言いたい放題』。LEXUS TEAM LeMans WAKO'Sの脇阪寿一監督がモータースポーツやクルマについて語る番組だが、『SUPER GT 2019 シーズン大予測!』と題した18日の放送では、今季スーパーGT GT500クラスに参戦しない本山哲と小暮卓史がそれぞれ電話とビデオで出演し、現在の状況を語った。
2014年から、よりスーパーGT、そしてモータースポーツに親しんでもらおうとニコニコ生放送でドワンゴ、オートスポーツweb、そして寿一監督によって放映してきた『脇阪寿一の言いたい放題!』。今季から『脇阪寿一のSUPER言いたい放題』にリニューアルしたが、18日の放送はその第2回目となった。
この日は2019年のスーパーGTについてトークが進められたが、このなかの第2部・チャンネル生放送(https://live.nicovideo.jp/watch/lv318367905)では、寿一監督が今季GT500クラスから引退し、ニッサン/ニスモのエグゼクティブアドバイザーに就任することになった本山哲に電話。一時代を築いたふたりが、今の心境を語り合った。
これだけでもスーパーGTファンにとっては必聴の内容だったが、その後、放送内には2018年までKEIHIN NSX-GTをドライブしていた小暮卓史が録画という形ながら出演した。1月にホンダが2019年のモータースポーツ活動計画について発表して以降、小暮の“生の声”が発信されるのは初めてのことだ。
ビデオメッセージの中で、今の心境について聞かれた小暮は、「2005年から(スーパーGTに)フル参戦させていただいて、15年以上走ってきたので、今年乗らないということが不思議な感じはありますね」と語った。
「寂しい感じもしますし、残念ですが、毎年やっていたことをやらないのが不思議です」
気になる今後の去就については、「今のところ、現時点でレースをやる可能性は少ないのかなと。気持ちとしては乗りたいんですが、現状だと、レースをするのは難しいかもしれません。正直、決まっていないです」と小暮は語る。山本雅史モータースポーツ部長が「小暮選手は13年以上ホンダに貢献してくれて、本当に僕にとってもありがたい存在でした」と語っているホンダとの仕事についても、現状では「何かが決まっているわけではないです」としている。
残念ながら2019年には、見るものを熱くさせる小暮卓史の走りを、少なくともスーパーGTで見ることは厳しそう。ただ小暮は、寿一監督との2003年フォーミュラ・ニッポンでのエピソードを語りつつ、「今シーズンはお休みする可能性が高いですが、来シーズン以降復活するときには、またぜひよろしくお願いします」と寿一と視聴者に向けて、将来の復帰に向けてメッセージを残した。