ヒュンダイ・モータースポーツは3月28~31日に行われるWRC世界ラリー選手権第4戦ツール・ド・コルスのドライバーラインアップを変更すると発表した。当初シーズンを通して起用するとアナウンスしていたアンドレアス・ミケルセンを外している。
ヒュンダイはティエリー・ヌービル、ミケルセン、ダニ・ソルド、セバスチャン・ローブの4名を起用して2019年のWRCに参戦。当初はヌービル、ミケルセンを軸としながら、大会ごとに3台目のi20クーペWRCを託すドライバーを変えるとしていた。
しかし、チームは2月19日に発表したリリースで当初の計画を修正すると表明。フランス・コルシカ島で開催される第4戦はヌービルとソルド、ローブの体制で挑むことを明らかにした。
この第4戦ツール・ド・コルスは、地中海に浮かぶ島を舞台に争われるターマック(舗装路)イベントで、曲がりくねったタイトコーナーが連続することから“10,000コーナーのラリー”とも呼ばれている。
チームは「ターマックのスペシャリストたちを揃えることで、タイトかつツイスティで、テクニカルなツール・ド・コルスを制するチャンスを最大限に広げたい」とラインアップ変更の理由を説明している。
「ヒュンダイ・モータースポーツはシーズン序盤2戦を終えて、マニュファクチャラーズチャンピオンシップで2位につけており、2019年にタイトルを獲得するという目標を改めて意識した」
「ドライバーラインアップを変更するという決断により、どのラウンドでも複数のクルーが表彰台を争える状況を作り出せるはずだ」
なお、3月7~10日に行われるグラベル(未舗装路)イベントの第3戦メキシコについては起用ドライバーに変更はなく、ヌービルとミケルセン、これが2019年シーズン初戦となるソルドの体制で挑むとしている。
第5戦以降の体制については言及されていないが、ヌービルを軸としながら3名のドライバーを入れ替える戦略を採ることになりそうだ。