フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、バルセロナでのプレシーズンテスト初日について、チームとしては“信じられないほど素晴らしく、ほぼ完璧”だったと評した。
このような段階におけるパフォーマンスの重要度は高くないが、テスト初日にSF90に乗り込んだベッテルは、まったく他を寄せ付けることがなかった。時計のように規則正しく、カタロニア・サーキットにまるでレールが敷れているかのような走行で周回を重ねた。
「これ以上望めないほど良い1日だった」とベッテルは話した。
「信じられないほど素晴らしかったと思う。マシンは本当によく動いていたし、ペースを落とすような問題は何もなかった」
「期待していたようなやり方でプログラムを完了できたし、それ以上に内容を詰め込むことができた。だからマシンは順調みたいだ。僕は安心している」
「何カ月かの間ドライブしていなかったから、少しなまっているのは確かだ。でも良くなっているし、確実に十分な周回を走り込んだ。今日は良く眠れるよ」
「マシンは順調に機能している。僕が望むように動くことにも、とても満足している。だから今のところは問題ないだろう」
コース上で自信を得た一方で、ベッテルはテストに関してはその結果が必ずしも今後の順位を正確に示すものではないと心得ている。
「判断するのは早すぎる。まだテスト初日だし、これからの数週間は(テストのタイムは)意味をなさない。でも今はファクトリーの皆に深く感謝している」
「彼らがいかに新しいレギュレーションに対応したのかということ、そして今日コースに持ち込んだものは、ほぼ完璧だった」
「僕たちがこなした周回数や、チームがどのようにマシンを扱っているか、そして昨年のマシンに比べてすべてがギリギリであることとか、その他にも色々なことがあるけれど、さっき言ったように大騒ぎするようなことはなかった」
「だからその意味で言えば、僕たちは万全の準備ができていたということだ」