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大迫力フェイスに一新。高い悪路走破性が魅力の新型『ミツビシ・デリカD:5』発売

2019年02月19日 10:11  AUTOSPORT web

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2018年に生誕50周年を迎えた『ミツビシ・デリカD:5』が大掛かりなマイナーチェンジ
2018年に生誕50周年を迎えた『ミツビシ・デリカD:5』が大掛かりなマイナーチェンジを受け、最新のデザインコンセプト“ダイナミックシールド”を採用した大迫力のフロントフェイスに一新。より質感を高めた新インテリアや最新の予防安全技術も採用し、2月15日より発売が開始されている。

 現行のD:5で数えてもその登場は2007年と、モデルライフの長いロングセラーとして根強い支持を集めるミツビシ・デリカD:5が、歴代でもっとも大掛かりなモデルチェンジを受けて新登場した。

 MPVとSUVを融合させた唯一無二のオールラウンドミニバンとしての個性をさらに強化すべく、こちらも大幅改良が施されたクリーンディーゼル搭載モデルの内外装を大幅に刷新するとともに、新開発の8速スポーツモードATの組み合わせによりパワフルかつ静かで滑らかな走りへと進化している。

 注目のエクステリアはフロントフェイスに“ダイナミックシールド”デザインを採り入れ、縦型のマルチLEDヘッドライトとLEDポジションランプを採用するとともに、押し出しの強い独特のグリルデザインに変更。リヤもテールランプのデザインをゲートガーニッシュと連続性を持たせた処理とし、ワイド感と安定感を表現した。

 一方のインテリアもその機能性を表現すべく手が加えられ、水平基調の“ホリゾンタルアクシス”コンセプトで構成されたインストルメントパネルに、生命力あふれる力強いサバ杢(原木が二又に分かれるサバ部分)柄の立体木目を採用。

 ステッチが施されたソフトパッドや、削り出しの金属が持つ重厚なイメージのセレクトモードダイヤル、立体盤面によるメーターデザインなど、見て触って感じるしっかり感と上質さを追求。さらにシート生地にはエンボス加工を施した幾何学柄を採用し、オプションの本革シートにはダイヤキルティングを施すなど、さらなる高級感も演出されている。

 そして2.2リッター・クリーンディーゼルのDI-Dは、排出ガスを浄化する尿素SCRシステムをミツビシとして初採用。加えてフリクションの大幅低減、燃焼室形状の変更、次世代燃料インジェクターの搭載などエンジンを構成する主要機構部品の約5割を改良し、従来型に対して最大トルクを5%アップの380Nmとしている。

 その新エンジンに、ワイドかつクロスレシオ化した新開発の8速スポーツモードATを組み合わせることで、燃費性能を向上させると同時に低速からのトルクフルな走りとシフトショックの少ない滑らかで上質な加速フィールを実現。

 またハードウェア面ではフロントサスペンションのコイルスプリング配置と傾斜角を変更し、正確なハンドリングと滑らかな操舵感を得るとともに、こちらも新採用のデュアルピニオン電動パワーステアリングにより、初期操舵からのしっかり感を確保し、モーターによる違和感を減らした自然な操舵フィーリングを手にした。

 これらフロント側の機能アップに合わせて、リヤサスペンションはスプリング特性の見直しとショックアブソーバーのサイズアップを施すことにより、走破性能と乗り心地の両立を目指した改良も施されている。

 その基礎性能向上を活かすべく、ソフトウェア面では電子制御4WDシステムに新たにヨーレイトフィードバック制御を追加することで車両の旋回運動を的確に判断し、よりステア操作に忠実な挙動を実現したほか、トラクションコントロールの最適化でモーグル路のような過酷な路面状況での発進走破性能を高める制御範囲を、従来型の4WDロックのみから4WDオートにも拡張し、悪路走破性をさらに高めている。

 その他、フロントウィンドシールドにも遮音対策を施し、フロアカーペットにも遮音材を追加するなど防音性能を強化し車内の静粛性を向上させたほか、ディーラーオプションのフロアマットにも吸音機能を追加することで、さらに静粛性を高めている。

 その充実した機能性とダイナミクス性能に加えて予防安全技術“e-Assist”を新規採用し、衝突被害軽減ブレーキシステム“FCM”や車線逸脱警報システム“LDW”、レーダークルーズコントロールシステムの採用により、全車が国土交通省指定“サポカー”に該当する機能を備えた。

 また衝撃感知ドアロック解除システム付きの車速感応オートドアロックやクローズ&ロック機構の採用、大画面の“DELICAD:5オリジナル10.1型ナビゲーション”などを新たにディーラーオプションで設定し、利便性も向上させている。

 さらに新エクステリアでの異なる個性として、よりソリッドかつクリーンなフロントメッキグリルと、ワイドで安定感のあるフロントバンパーにより、ダイナミックな塊感を表現した『デリカD:5 URBAN GEAR(アーバンギア)』も新設定。

 リヤ側ではマフラーの切り欠きを廃したリヤバンパーと、洗練されたイメージとなるクリアタイプのリヤゲートガーニッシュを採用し、インテリアでもバール杢(根の近くの瘤にできる希少価値の高い木目)柄を再現し、艶の高い青みの黒木目をアクセントに配したスタイリッシュな仕立てとなっている。

 ボディカラーは歴代デリカが採用してきたグリーンを継承したエメラルドブラックパールを新たに開発し、テーマカラーとなる2トーンのエメラルドブラックパール×アイガーグレーメタリックを含む全8色が用意され、価格は382万2640~421万6320円に。従来型の継続販売となる2~2.4リッターのガソリンモデルは244万9440~321万8400円となっている。
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