映画『芳華-Youth-』の予告編と場面写真が公開された。
本国中国では公開から1か月で約230億円のヒットを記録した同作は、文化大革命や毛沢東の死、中越戦争など国を揺るがす事件が立て続けに発生した1970年代の中国を舞台に、時代の波に翻弄されながらも逞しく生きる若者たちの青春を描いた作品。歌や踊りで兵士たちを慰労する歌劇団・文工団に17歳で入団した農村出身のシャオピンと、彼女の唯一の支えである模範兵のリウ・フォンの何十年にもおよぶ関係を軸に、文工団の若者たちの初恋と交錯する想いを映し出す。公開は4月12日。
予告編では、ミャオ・ミャオ演じる新入りのシャオピンがうまく踊れず団員たちから笑われる場面や、ホアン・シュエン演じるリウ・フォンがシャオピンの練習相手をするシーン、リウ・フォンを前にシャオピンが涙を流す様子などが確認できるほか、場面写真には、プールサイドいるシャオピン、リウ・フォンらの姿や、シャオピンらが舞踏の稽古をするシーンが写し出されている。
20代の頃に実際に文工団に所属していたフォン・シャオガン監督は「文工団での生活は何年経っても忘れることはなく、多くのことを記憶から忘れ去っても、この時代のことは私の心に永遠に刻み込まれています。過去の困難な日々を思い出しながら、それは色鮮やかな経験として蘇る。年月を経て、映画監督として60歳を迎えた時、この作品を撮りたいと思いました」とコメント。