飲食店やコンビニなどの従業員が職場で撮影した不適切な動画を投稿する「バイトテロ」が相次いでいる。従業員の低待遇や運営者の管理の甘さなどが原因に挙げられるが、バイトテロを無くす方法はあるのだろうか。2月15日の『5時に夢中!』(MX系)で、堀江貴文氏が相続くバイトテロ問題に持論を展開した。
堀江氏は「昔からやってるやついるんですよ」と語る。大学生時代に塾講師のアルバイトをしていた時に中高生から「ファミレスで飯食わないほうが良いですよ。床に落ちたハンバーグとか焼いたりしてますから」と言われたという。
その上で、「モラルの低いバイトは昔からいて、それがSNSに投稿されるようになっただけ」と従業員の悪ふざけは過去にも存在し、ネット社会で可視化されるようになっただけと語った。(文:石川祐介)
「別に冷蔵庫にバイト入っていてもいいじゃないですか」
堀江氏は続けて、「モラルの低い人を雇わざるを得ない状況だから」と、現在の雇用システムからバイトテロはなくならないと考えているようだ。
「もう自動化するしか無い。ロボットにモラルは関係ない。どんどん工場で調理して、冷食とかにして、温めることをロボットがやれば(人は)いらないじゃないですか」
機械に代替することで解決する問題だと主張し、「馬鹿は一定数いて、いなくならない」と人が働いている以上、逸脱行為をする人は必ず出てきてしまうと話す。
また、「別に冷蔵庫にバイト入っていてもいいじゃないですか」とバイトテロを批判する風潮にも違和感を抱いているようで、「だったらファミレスとか行けないですよ? 絶対フォークとかベローンって舐めたりしてますよ」と消費者側も寛容な心を持って、食事やサービスを利用する必要があると説いた。
「何でもかんでも細かく気にする人達の声がデカくなっちゃうのは嫌だな」
司会の原田龍二さんは、不適切な行動をわざわざSNSに投稿する心理が理解できないと語るが、「友達に自慢してるのと、SNSに上げるのは一緒ですから、彼らにとっては」と若者のSNSへの投稿の心理的ハードルは非常に低く、炎上してしまうリスクなどを一切想定していないという。
また、「何でもかんでも細かく気にする人達の声がデカくなっちゃうのは嫌だな」とも語った。
「まだ、みんなSNSに慣れてない。俺は慣れきってるから。こんなのでいちいち騒ぐなよ馬鹿」
SNSに寄せられる投稿や意見に過敏になるのではなく、スルースキルを持って利用することが、SNSのマナーだと語った。