タレントのフィフィさんが2月18日、立憲民主党の蓮舫副代表に向け「今回の虐待死の件で現政権を責めることが出来るのか」とツイッターで問いかけた件について謝罪をした。
フィフィさんは同日、千葉県野田市立小学校4年生の栗原心愛さん(10)の虐待死亡事件に関する投稿を行っていた。
「実の親からね、興奮しながらそれを動画や画像を記録に残し、周囲に助けを求めたのに関わりたくないからと追い返され、見殺しにされ、それが原因でさらにリンチが悪化して、絶望の日々だったでしょうね」
といい、さらに「こんな酷い最期を終える短い人生…私は忘れません、諦めず虐待に対しやれる事をしますから」と投稿。その上で、
「私は問いたい、なぜ平成16年(編注:2004年)の警察の積極的介入を盛り込んだ児童虐待防止法改正に反対した蓮舫議員が、今回の虐待死の件で現政権を責めることが出来るのか、私はその真意を問いたい」
とツイートしていた(現在は削除済み)。
蓮舫「大手メディアもファクトチェックをせずに記事を配信しているようで、残念です」
しかし児童虐待防止法および児童福祉法の一部改正法は2004年4月に参議院で可決。蓮舫さんが参議院議員として初当選したのは同年7月のため、同法案に反対することは不可能となる。
この件について蓮舫副代表はツイッターで「何か誤解が流布されているようです」と反論。自身は2004年11月に児童福祉法改正案について初めての本会議質問を行ったと改めて投稿した。さらに、
「しかし、大手メディアもファクトチェックをせずに記事を配信しているようで…、残念です」
とツイート。日刊スポーツ等がフィフィさんのツイートをほぼそのまま引用する形で記事を配信していた。現在は削除されている。
これに対してフィフィさんは、蓮舫副代表のツイッターに向けて謝罪ツイートをした。
「蓮舫さん、先ほど立憲民主党の方から直接お電話を頂きました。今回の件について多くのメディアが誤認に基づいたネット記事を配信したとのこと、そのネタ元が私のツイートであったとのことなので直接お詫び申し上げます」
フィフィさんは自身のツイッターで、立憲民主党から「児童虐待防止法改正法案と彼女が当選した時系列に誤認がある」と指摘されたことから、「謝罪の念をこめツイートは削除という対応を取らせて頂きました。重ねてお詫び申し上げます」とコメントしている。