2月17日、スーパーバイク世界選手権(SBK)の2019年シーズン体制発表を行ったモリワキ-アルティア・ホンダ・チームが、2019年シーズンを戦うSBKマシン『ホンダCBR1000RR SP2』のスタジオショットを公開した。
モリワキエンジニアリングとアルティア・レーシングが運営する新たなチームをホンダ・レーシング・コーポレーション(HRC)がサポートする体制で参戦するモリワキ-アルティア・ホンダ・チーム。ライダーには、清成龍一とレオン・キャミアを起用する。
2019年のSBK参戦についてモリワキ-アルティア・ホンダ・チームのチームディレクターである森脇緑氏は次のようにコメントしている。
「今日こうしてモリワキ-アルティア・ホンダ・チームの体制を発表できて、我々チーム全員にとって特別な一日となりました。ホンダ、HRC、そしてアルティアとモリワキでこのプロジェクトの実現に奮闘してくれた皆さんに感謝しています」
「困難も待ち受けるシーズンになることは、もちろん承知していますが、ワクワクする気持ちもあります。レオン・キャミア選手、清成龍一選手とは長い付き合いで、ふたりとも熱い気持ちを持った選手です。両ライダーともに高いモチベーションで、このプロジェクトに100%を捧げてくれていますので、シーズン開始が楽しみです」
ホンダモータースポーツ部 二輪課 マネージャーの山名壮一氏は「ホンダはSBKに、シリーズ開始時から参戦しています。これは、SBKが高性能なマシンを開発して争うシリーズであり、その結果を新たな開発に反映できるからです。この流れで、ホンダは、これまで数々の勝利やチャンピオンを獲得してきました」と今回のプロジェクトについて説明。
「過去にはワークスチームで参戦していた時期もありましたが、2003年からはサテライトチームへの協力という形でした。今年はSBKプロジェクトを強化し、体制を一新。新たなるパートナーとしてモリワキとアルティアを迎え、さらなる飛躍を目指します」
「ご存じの通り、モリワキは素晴らしい成果を挙げているチームです。そして、アルティア・レーシングも、レースの勝ち方をよく知っているチームであり、モリワキとの長年のパートナーでもあります。ライダーも強力で、これまでSBKで高いポンテンシャルを何度も見せてくれたレオン・キャミア選手と、スーパーバイクのスペシャリストである清成龍一選手の2名が、チームをよりよい方向に導いてくれるはずです」