NTTドコモは2月12日、「学生のスマートフォン事情」に関する調査結果を発表した。調査は昨年12月に実施し、15~25歳のスマートフォンを所有している高校生・大学生男女300 人から回答を得た。
「学校の友人と会話をすることが多い話題」を聞くと、最も多かったのは「スマホで見たSNS・動画・アプリなどの話」(78%)、次いで、「TVで見た番組の話」(58%)、「雑誌で見た記事や漫画の話」(30%)という結果だった。
学生たちの多くが、「TV・雑誌」よりも「スマホ」で見たコンテンツを友人との会話のトピックにしていることが明らかになった。
友達との会話にあがることがより多い話題 Instagram57% ファッション誌8%
「友達との会話にあがることがより多い話題」を聞くと、「YouTube」 37%に対して、「TVのバラエティ番組」は28%、「スマホで見たニュース」38%に対して「TVで見たニュース」は19%という結果に。テレビよりもYouTubeの方が影響力があるようだ。また、「Instagram」57%に対して、「ファッション誌」は8%という結果もあり、紙はさらにきつくなっていることがうかがえる。
また、高校生では、「YouTuber」(37%)の方が「TVタレント」(33%)よりも会話にあがることが多いということが明らかになった。
その他に、人気動画クリエイターである、「YouTuber」、「VTuber」、「TikToker」の情報がないと「友人との会話についていけないと思う」と答えた高校生が約3人に1人(31%)を占めた。
「学校の友人とコミュニケーションをおこなう上で、スマホは必須アイテムだと思うか」については、高校生・大学生の67%が「そう思う」と答えた。デジタルネイティブな高校生・大学生にとって、スマホは「生活必需品」になっていることがうかがえる。
「スマホの料金プランは、学校の友人とのコミュニケーションに影響」3割が回答
「友人とスマホで動画を見ながら会話をすること」を聞くと、53%が「ある」と回答し、39%が「友人とスマホで動画を撮影・投稿して楽しむことがある」と答えた。
また、24%が「学校の友人とコミュニケーションを十分に楽しもうとすると、スマホの料金が高くなりやすい」と回答した。「スマホの料金プランは、学校の友人とのコミュニケーションに影響すると思う」と回答した学生が30%もいた。
「無料Wi-Fiの利用経験」を聞くと、90%が「ある」と回答し、「無料Wi-Fiの利用頻度」については、63%が「週に1回以上」と答えた。そのうち24%が「週に4回以上」と回答している。
「個人情報やクレジットカード情報の漏洩、ウイルス感染など、無料Wi-Fiのリスクを知っていたか」を聞くと、24%が「知らなかった」と答えた。