スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するカワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKは2月16日、オーストラリアのフィリップアイランドで2019年の参戦体制発表を行った。
カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKは2018年、ジョナサン・レイがカワサキZX-10RRで17勝を挙げてチャンピオンを獲得し、SBKで4連覇を果たした。2019年はレイに加え、2018年ブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)チャンピオンのレオン・ハスラムが加入。ハスラムにとっては2015年以来のSBKフル参戦となる。
ステージ上にはレイとハスラムが登場し、ふたりの手によってベールに覆われた2019年仕様のカワサキZX-10RRが姿を現した。レイが駆るマシンは2018年に引き続きチャンピオンナンバーの“1”が、ハスラムのマシンには“91”が付されている。
SBKで5連覇を目指すレイは、今年で32歳を迎えたイギリス人ライダーだ。2019年仕様のカワサキZX-10RRのゼッケンナンバーはデザインがリニューアルされ、“1”に重ねてレイのイニシャル“JR”が乗せられている。レイは「KRTの新しいカラーリング(のカワサキZX-10RR)で新しい門出となる」とし、コメントのなかで自身の新しいゼッケンナンバーのデザインにも触れている。
「ナンバー1のゼッケンを少し変更して、ロゴを追加したよ。オーストラリアで発表を行うのは、すばらしいことだね。開幕戦はもう来週末に迫っている」
新加入する35歳のハスラムは、レイと母国を同じくするイギリス人ライダー。「プロフェッショナルなチームの一員となり、カワサキオーストラリアのこのような大きなショーにいられてすばらしいと思っているよ。この発表会は本当にエキサイティングだ。とにかく、新しいバイクでサーキットを走りたいね」と新しいシーズンとチームへの期待感を膨らませる。
また、発表会では2019年の参戦計画について言及され、そのなかで『頑張ろう』が2019年のテーマであることも明かされた。
2019年のSBKは2月18~19日の公式テストを経て、2月22~24日、オーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキットで開幕戦を迎える。