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総合2番手につけたタナク「最終ステージでは、何度かヒヤッとする場面があった」/2019WRC第2戦スウェーデン デイ2後コメント

2019年02月16日 14:31  AUTOSPORT web

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オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
2019年のWRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンは2月15日、SS2~8が行われ、テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)が総合首位に浮上した。2秒差の総合2番手にはオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が続いている。

■トヨタ
●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合2番手
「午前中のステージのコンディションは素晴らしく、運転を心から楽しむことができた。午後は真逆のコンディションとなったが、このラリーではよくあることだ」

「だから厳しいコンディションをただ切り抜けることだけに集中して走ったけど、1日の最後のステージではプッシュし、トップの選手に近づくことができた」

「ただし雪が深く、タイヤにあまりスタッドが残っていなかったから簡単ではなく、何度かヒヤッとする場面があったよ」

「今日は自分の持つ力を全て出し切ったが、明日もまた同じようなコンディションでの戦いとなるだろう」

●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合29番手

「クルマはとても運転しやすく、テーム・スニネンと接戦を展開するなど今日は概ね良い1日だった。タイヤに大きな負荷をかける走りを続けスタッドが抜けてしまったが、それでも路面の雪が削られてグラベル(未舗装路)にわだちが刻まれているようなステージでは特に問題なかった」

「しかし最終ステージは凍結した路面の上に雪が多く積もり、そこで激しくプッシュしたところユーズドのタイヤが充分にグリップせず、コースアウトしてしまった」

「明日は再出走し、良い運転の感覚を取り戻すことが僕にとっては重要だ」

●クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合8番手
「今朝はなかなかペースが上がらず苦労したが、午後の再走ステージで状況は好転した」

「路面のコンディションは非常に悪く、一部はまるでラリーGBのように大量の泥で覆われ、一部は雪がぐちゃぐちゃに解けてかなり滑りやすい状態だった」

「残念ながらSS7ではエンジンがストールしてタイムを失い、順位を3つ下げてしまいったよ。その結果明日は出走順が3つ前になってしまう」

「ただし、まだ先は長く明日もまた複雑なコンディションになりそうだから、諦めずに頑張りたいと思う」

■ヒュンダイ・モータースポーツ
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合7番手

「午前中は出走順が早かったから、少々慎重すぎたかもしれないと感じている。僕たちの後のドライバーの何人かはとても速く走行できていた。ランチタイムサービスの間にうまく調整を加えることができたけど、午後は期待していたようなスタートを切ることができなかった」

「コンディションはスノーイベントというよりはグラベルラリーのようだった。残念ながら僕たちは雪だまりに衝突してスピンしてしまい、その後ずっと影響を受けることになるダメージを負ってしまった」

「マシン前部のエアロを失い、穏やかに流れるようなドライビングをしなければならなかった。明日はより優れたパフォーマンスを出すことを目指している。ライバルたちとの差を縮めるために何ができるか見てみることにするよ」

●アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合3番手

「僕たちは厳しい初日を総合3番手でフィニッシュした。すべての状況を考えると、とても満足のいく順位だ。こうしたコンディションでは落ち着いてプッシュするのが難しかったよ」

「タイヤを労っていたから、この日の最終ステージでは良い結果が出せたけど、それでも多くのスタッドを失った」

「ノルウェーのステージをドライブするのはいつもながら素晴らしかったし、母国ファンから熱心な応援を受けたよ。明日はまた新しい1日だ。表彰台でフィニッシュを飾れるように集中していくよ」

●セバスチャン・ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合6番手

「今日は改善を図ることに集中していた。午前中は良いリズムを掴めなかったね。こうしたステージではどのマシンも速いから、完全な自信を持たなければならない」

「各コーナーで理想的な進入スピードを出すのにマシンのグリップを信じる必要があるし、全力を傾けなければならない」

「走行中に自信がつき、各ステージごとに改善していったよ。失ったタイムを取り戻そうとしたが、同時にひとつのミスもしないように適切なドライビングをしていた。明日はさらに自分たちのペースを出していくよ」

■Mスポーツ・フォード
●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合4番手

「ベストなスタートではなかったから、今朝最初のステージ(SS2)でスピンしたのは残念だった。そこから(今日の)第3ステージ(SS4)までに2SSでステージ優勝できたから、うまく立て直すことができた」

●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合首位

「初めてのラリーでトップを走っているなんて、信じられない気分だ。僕たちは大きなミスもなく、1日を通していいペースを保てたから満足している。最終ステージ(SS8)で、ライトの使い方でミスしたのが残念だったね」

「それが無ければ、いまより10秒以上リードすることができたはずなんだ」

「 マシンのフィーリングは最高でドライビングを楽しむことができた。このイベント前に充分な事前テストが行えたし、チーム全体でマシンがより良くなるよう努めていた」

「もちろん、誰もがトップに立つことを望んでいるけれど、まだ2日間あって、いくつか難しいコンディションがあることを忘れてはならない」

「僕たちは引き続きドライビングに集中しなければ。明日必ずオットは速さを見せてくるはずだけど、僕らは彼の前にいる。ベストを尽くすよ」

●ポンタス・ティデマンド(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合9番手
「今朝はいくつかトラブルがあったけれど、午後にはマシンの調子がよくなった。ドライビングには満足しているよ」

「それでも先頭集団のスピードはかなり速いから、僕にはまだ学ぶことが沢山ある。このあと今日の走行を検証する予定だから、いくらか改善できるよう、明日も引き続きがんばるよ」

■シトロエン・レーシング
●セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)/デイ2総合46番手
「午前中の1回目の走行は調子が良かった。でも、特に出走順が一番の時には、ここでの2回目の走行はとても手ごわいものになると分かっていた」

「雪だまりにぶつかった時はわずかな衝撃しかなかったけれど、立ち往生してしまった。近くにファンがいなかったから、ラリーにまた戻るチャンスがなかったんだ」

●エサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC)/デイ2総合5番手

「難しい1日だった。クルーの間でかなり多くのミスがあり、残念なことに僕もミスを犯したひとりだったんだ。それでも、各ステージでC3 WRCのハンドリングを向上させ、区間を終えたことには満足しているよ」

「レッキでは明日走行するステージは、今日のステージほどには凍結していなかった。だから路面はだいぶグラベルがむき出しになってぬかるんでいるだろうと予想している。スタッドにもっと注意を払う必要があるだろうね。でもこれまでそうしてきたようにプッシュを続けるよ」