2019年のDTMドイツ・ツーリングカー選手権にアストンマーチンで参戦するRモータースポーツが参戦初年度にポール・ディ・レスタ、ジェイク・デニスを起用すると発表した。
スイスに拠点を構えるRモータースポーツはアストンマーチンの車両を使い、2018年までメルセデスでシリーズを戦っていたHWAと組んで、アウディ、BMWとシリーズを争う。
ひとり目のドライバーとしてアナウンスされたディ・レスタは1986年生まれの32歳。DTMには2007年にメルセデスから初参戦し、2010年にはシリーズチャンピオンに輝いている。
2011~13年はフォース・インディア、ウイリアムズからF1に参戦。2014年からはふたたびメルセデスの一角としてDTMに参戦してきた。DTMで通算11勝を挙げているベテランだ。
もうひとりのドライバーとしてアナウンスされたデニスは1995年生まれの23歳。レッドブルF1の育成ドライバーであり、2018年はRモータースポーツからブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップに参戦した。
DTMに参戦するのは2019年が初めてだが、2月3日に決勝レースが行われたバサースト12時間ではRモータースポーツのアストンマーチンV12バンテージGT3で総合2位に食い込んでおり、チーム、そしてアストンマーチンとの関係が強いドライバーだ。
「僕のキャリアにとって、DTMに参戦することは大きな一歩になる」とデニス。
「チャレンジする準備はできているし、この挑戦を通じて自分の実力を証明する必要があることも分かっている。ドライバーとして成長する場としてDTMは理想的な環境だから、今から楽しみだよ」