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どうぶつビスケッツ×PPP、お台場を“ジャパリパーク”に 『けもフレ2』OP主題歌発売記念イベント

2019年02月15日 16:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 どうぶつビスケッツ×PPPが、2月13日に東京・お台場 ダイバーシティ東京プラザ フェスティバル広場にて、フリーライブ『「乗ってけ!ジャパリビート」発売記念スペシャルイベント』を開催した。こちらは当日に発売となったTVアニメ『けものフレンズ2』のオープニング主題歌収録のシングルCD発売を記念したもの。ステージとなる色とりどりなLEDの大階段の前には多くのファンが駆けつけ、イベントの開始を今か今かと待ちわびていた。


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 定刻に登場したのは本作から登場し、エンディングテーマを歌唱するカタカケフウチョウ役の八木ましろとカンザシフウチョウ役の菅まどかによるGothic×Luckの二人。じん作詞・作編曲による「星をつなげて」を歌唱。疾走感がありつつも切なさを孕んだテクノポップチューンと、二人の息のあったダンスが会場を魅了した。


 続いてはサーバル役の尾崎由香、フェネック役の本宮佳奈、アライグマ役の小野早稀からなるどうぶつビスケッツの三人が登場し、「ハッピービスケット」でスタート。ブラスセクションが鮮やかな極彩色なメロディと〈ビスケットがタン・タン・タン!〉のコール&レスポンスが寒風吹きすさぶお台場の空気を熱気に変えていく。途中投げキッスを振り付けに盛り込むというバレンタイン特別バージョンも披露するなど、嬉しいサプライズも。


 「今日はPPPがいないから、どうぶつビスケッツでもっとやりたいね。もっとやっちゃおうか!」とMCで盛り上がる3人のところに「ちょいちょいちょおおおい!!」とPPPのメンバーが乗り込んでくるというコント的な展開を挟みつつ、今度はPPPが「純情フリッパー」を歌唱。この日は、イワトビペンギン役の相羽あいなが欠席のため、ロイヤルペンギン役の佐々木未来、コウテイペンギン役の根本流風、ジェンツーペンギン役の田村響華、フンボルトペンギン役の築田行子の4人でのパフォーマンスとなったが、流石、“ジャパリパークのアイドル”ともいうべきダンスパフォーマンスと力強い歌声で、会場を大いに沸かせた。


 ここで、サプライズゲストでカラカル役の小池理子とオイナリサマ役の佐藤遥が登場。2人も交えて、どうぶつビスケッツ×PPP+カラカル+オイナリサマ名義で、今夜だけのスペシャルバージョンの「ようこそジャパリパークへ」を披露。日本中を大熱狂させた本作が投下されるや否や、客席の熱量は一気に上昇しただけでなく、周辺のギャラリーもステージへの距離をどんどん詰めてきているのが見え、この曲の引力がどれほどのものかを実感する。


 最後はこの日発売となった「乗ってけ!ジャパリビート」。「ようこそジャパリパークへ」とはまた変わった、ビックバンドジャズ調のトラックに乗せて、キャラクターがセリフをリレーするように入れ込んだり、転調があったりとミュージカルを想起させる曲調と演出が、お台場を作品の舞台である「ジャパリパーク」へと塗り替えていく。ステージの上の「フレンズ(作中のキャラクターの呼称名)」と共に、アミューズメントのような世界に引き込まれるステージに、最後は大きな歓声が上がっていた。(石川雅文)