アルファロメオ・レーシングが2019年型F1マシンのシェイクダウンを無事に完了した。その陰にはレースドライバーのアントニオ・ジョビナッツィの貢献があったことが明らかになった。
14日、ザウバーの後身アルファロメオは、キミ・ライコネンにより、ニューマシンの初走行をフェラーリのテストコース、フィオラノで行った。
この日、ライコネンはPR目的のフィルミングデーの規則で定められた走行距離100kmの制限に従い、2.9kmのコースで33周を周回。テクニカルディレクターであるシモーネ・レスタによると、空力面、セットアップ、冷却面等のチェックを行い、この日集めたデータをもとに、新空力レギュレーションがマシンの挙動にどう影響するかの確認を行うということだ。
この日、ニューカーには、ブラックをベースにレッドのハートとアルファロメオのマークである四つ葉のクローバーをちりばめたカラーリングが施されていた。これはバレンタインデー限定の特別カラーであるとみられる。
アルファロメオによると、この日の朝、マシンの組み立てに必要な最後のパーツをサーキットに運ぶため、ジョビナッツィを近くの空港まで派遣、無事にシェイクダウンを行うことができたという。
「いいセッションだった」とライコネンは一日の感想を語った。
「今シーズン走らせる新車がどういうものなのか、第一印象を得ることができた。マシンの感触は良かったよ。これからいくつか細かい部分を仕上げてから、バルセロナでの2週間にわたるテストに臨む。テストでマシンへの理解を深めるのを楽しみにしている」
アルファロメオのマシンの正式な発表は、プレシーズンテスト初日18日の朝に行われる。