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英ウィリアム王子が新米パパたちと交流 心の葛藤を明かし、共感集める

2019年02月15日 10:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

新米パパのオムツ交換を見守るウィリアム王子(画像は『Kensington Palace 2019年2月14日付Instagram「The Duke of Cambridge visited a programme called “Future Dads”, set up by the charity #Futuremen in London this morning.」』のスクリーンショット)
英王室のウィリアム王子が現地時間14日、ロンドンで開催されたチャリティーイベントに出席した。「Future Dads(未来のパパ達)」と題されたこのイベントを通じて新米パパらと交流したウィリアム王子は、理想の男性像とのギャップや世間からのプレッシャー、また自身の子育てエピソードなどについて語り、参加者や英国民の共感を集めている。

長男ジョージ王子(5)、長女シャーロット王女(3)、次男ルイ王子(9か月)のパパとして日頃からイクメンぶりを発揮している英王室ウィリアム王子は、「息子達には普通の暮らしを」と伝統にこだわらない育児を貫いた故母ダイアナ妃を手本にしながら、妻キャサリン妃と二人三脚で子育てに邁進している。

そんなウィリアム王子が現地時間14日、ロンドンにて開催されたイベント「Future Dads(未来のパパ達)」に出席した。若い男性が父親としての自信を持てるようアドバイスやサポートを提供する同イベントで、ウィリアム王子は自らのエピソードを織り交ぜながら参加者らと談笑、交流を深めたようだ。

等身大の人形を相手にオムツ交換に奮闘する参加者を見守りながら、ウィリアム王子はこのように述べた。

「生まれたての頃は、そのあまりの小ささにひるんでしまうものです。」
「新生児は非常にデリケートですし、手足も小さいですから、あまり動かしすぎると壊れてしまうんじゃないかって思うかもしれません。」

新米パパの不安な心境に寄り添うウィリアム王子は、続けて「でもそんなことはありませんよ。9か月頃になると元気にあちこち動き回りますから」と現在9か月の次男ルイ王子の近況を重ね、ベテランパパぶりを発揮した。

参加者を囲んでのディスカッションでは「男性は一定のペースに乗って物事を成し遂げようとする傾向がある」ため、赤ちゃんが生まれそのペースが崩れることは「これまでの人生に大きな変化をもたらす」と明かす場面も見られた。

「幼い頃から『将来のビジョン・計画を持ちなさい』『キャリアを築きなさい』と教えられてきた私達は、父親になった途端、考慮しなければいけないことがドッと増えた気持ちになるものです。」

理想の男性像とのギャップや世間からのプレッシャー、そして父親としての責任感などに苦悩した実体験をシェアした。

「Future Dads(未来のパパ達)」という名称だけに、今春第1子が誕生予定の弟ヘンリー王子にぴったりな公務だったような気もするが、3児の父親となる過程で様々な苦労や精神的葛藤を乗り越えてきたウィリアム王子だからこそ、参加者の気持ちにこうして寄り添うことができたのだろう。

今回同イベントに出席したウィリアム王子について、SNS上には「英国の若者にとって一番のロールモデル」「人々に寄り添うことのできるウィリアム王子は、きっと素晴らしい国王になるはず」と称賛の声が多数あがっている。

画像は『Kensington Palace 2019年2月14日付Instagram「The Duke of Cambridge visited a programme called “Future Dads”, set up by the charity #Futuremen in London this morning.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)