レッドブル・レーシングがホンダのパワーユニット(PU/エンジン)を搭載した初のマシンRB15のシェイクダウンを完了、モータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコがポジティブな発言を行った。
13日、レッドブルはPR目的のフィルミングデーとして、イギリス・シルバーストンでRB15・ホンダのシェイクダウンを行い、マックス・フェルスタッペンが限定カラーのマシンに乗り、38周を走行した。
フェルスタッペンは、一日を通して全くトラブルがなく、マシンの感触はよかったと、ポジティブな第一印象を示した。マルコも同様にシェイクダウンで好感触を得たと語っている。
「成功作だと確信している。(チーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューウェイによる)典型的なニューウェイカーだが、すべてホンダを考慮して作られたものだ。マシンはシェイクダウンの最初から完璧に走った」とマルコはAuto Bildに対してコメントした。
「(ファクトリーの)ミルトン・キーンズの雰囲気はとてもいい。楽観的な空気にあふれているのだ。ホンダエンジンは昨シーズン(2018年)終盤の時点でパワーの面でルノーを超えていた。そしてこの冬の間に彼らはさらに改善を図った」
「我々が得たデータは非常にポジティブなものだ。パワーに関して言うと、我々は初めて“パーティーモード”(注:予選用のよりパワフルなセッティング)を使えるようになる。それによって上位グループで戦えることを願う」
一方、フェルスタッペンは慎重な発言も行っている。
「士気が高まっていて、いい雰囲気だ。でも何事にも時間は必要だ。最初のレースからすべて完璧にやるのは難しいだろう」